かぎ編みで正方形を編み、ちょっと手を加えると……。かわいらしいハンドメイドアイテムのチュートリアル動画がYouTube動画に投稿され、45万回以上再生される人気です(記事執筆時点)。初心者でも挑戦してみたくなる、分かりやすい解説も好評です。

 動画が投稿されたのはYouTubeチャンネル「ART DA THA」(@ARTDATHA)。かぎ針編みで制作するあみぐるみやかわいいモチーフの作り方を投稿しています。

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かぎ針編みで作った正方形

 今回作るのは、“うさぎ”の編みぐるみ。毛糸で正方形を編んだら、それが簡単なプロセスでうさぎの形になるのだそう。まるで魔法みたいですが、どんなふうに作るのか、早速見てみましょう。

 最初に、好きな色の毛糸を用意します。動画ではぶどうのようなパープルの毛糸で編むことにしました。まず、毛糸を26目くさり編みしていきます。折り返して細編みで25目編みます。これで、定規で測ると横14センチの長さです。

 この後は、「折り返して細編みで25目編む」を続けていき、縦が横と同じ14センチになるまで編みます。段数は毛糸の太さや針の太さなど、さまざまな要因で変わることがあるので規定せず、とにかく縦も横も14センチにすることが大切。こうして、正方形になるまで編み続けると、動画内では27段になりました。

正方形に編みます

 次に、しっぽ用のポンポンを1つ作ります。ポンポンの作り方は動画内では紹介されていませんが、基本的な作り方で構わないとのこと。例えば厚紙に切れ目を入れて糸を巻き、十字になるように別の毛糸をぐるぐる巻きにして交差している方の糸で中心を結び、ぐるぐる巻きにした毛糸の折り返しになっているところを2カ所カットする、などの方法がありますね。

 そして前足と後ろ足も作ります。まず和の作り目に5目細編みして円を作ります。次に2段目は増し目をしながら、細編みで10目編みます。3段目と4段目はどちらも細編みで10目編み、完成です。これを4つ作ります。

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ステッチを入れて毛糸をキュッ

 次に、正方形の縦1辺と横1辺へ、ちょうど辺の中間になるところへマーカーを付けました。そして縦半分に折り目を付けて戻し、折り目に向かって上の角を2つ折り、折り目を付けて戻しました。

 それから、ぬいぐるみ針などの人形用針か、タペストリー針を用意し毛糸を通します。毛糸は本来正方形を編んだものと同じものを使いますが、動画の中では分かりやすいようにパープルの毛糸にピンク色の毛糸を重ねて使います。

 縦の辺に付けたマーカーのところへ針を入れ、マーカーを外し、横一直線にランニングステッチをします。針を引き抜いたら、今度は横の辺に付けたマーカーに向かってランニングステッチを入れ、マーカーから最初に針を入れたところへ向かいます。この前のステップでつけた折り目に沿ってステッチを入れることになりますね。こうして3回ステッチを入れると、ちょうど二等辺三角形の形になりました。

 ここで、動画内では分かりやすいよう重ねていたピンク色の毛糸を引き抜いて、パープルの毛糸だけ残しました。そして残っているパープルの毛糸を2本、ググっと引いていきました。

毛糸を引っ張ると……
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引っ張り続けるとうさ耳が出現

 毛糸を引いていくと正三角形が引きつって、不思議なことに2本の耳のような形が現れました。それから、頭のような形も見えてきます。これだけの工程でうさぎの形が作れるとは、目からウロコですね。

 あとは仕上げをしていきます。まだ閉じていないこの状態のまま、顔の中心で縦に折り、ちょうどバランスの良い場所に編みぐるみ用の目を2つ入れ、留め具でとめました。

 さらに毛糸を引っ張りながら、頭に綿を詰めて形を整えたら、片耳の端から出ている2本の毛糸のうち、1本を少し小さめの針に通して首の後ろ側を左右つなぎ合わせるように縫います。その後、針を外して2本の毛糸を2回しっかりと結びました。

うさぎみたいな形に

 2本の毛糸のうち1本に針を通し、首の後ろから胴体の下までを縫い合わせます。そしてもう1本の毛糸で頭の後ろを縫い合わせ、前方まで通して目を固定するように縫いました。

 この状態では、胴体は筒状にぽっかり空いていますが、ここに綿をギュッと詰めていきます。詰め終わったら、ぽっかり空いた底の円周にぐるりとランニングステッチを入れていき、ギュッと絞るようにして閉じ、最後に縫い留めました。

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パーツを付けて……うさぎちゃんが完成!

 そして両目のあいだの少し下に、ピンク色の糸を三角の形に縫い、鼻をつくります。仕上げに、すでに作っておいた4つの足と、尻尾用のポンポンをちょうど良い場所に縫い付けました。最後に首へ細いピンク色のリボンを付けたら、完成です。

 もう1つ、すでに紹介されている水色のうさぎも紹介されていますが、こちらは少し毛質がふわふわしています。これはわざとマジックテープで毛をブラッシングしてふんわりさせているのだそうです。ブラシだとステッチが取れてしまうことがあるのでマジックテープを使うとのこと。こうして毛質を替えたり、リボンなどの装飾を替えたりと、自分だけの編みぐるみにアレンジするのも楽しいですね。

かわいいうさぎが完成!
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「とてもきれいにできました!」「すごい発想」と反響

 この投稿には、「わあ、すごい!」「かわいい!!」「とてもきれいにできました!」「四角からウサギになるなんて、すごい発想」「孫に作ってあげたい! 素晴らしいアイデアですね」「説明が分かりやすいので、簡単に、かわいくできました」など、絶賛するコメントがたくさん並んでいます。

 YouTubeチャンネル「ART DA THA」では、他にもかわいい編みぐるみや、季節のイベントをもっと楽しめるようなモチーフの作品がたくさん紹介されています。

動画引用:YouTubeチャンネル「ART DA THA」(@ARTDATHA

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