買うと意外と高いレンガを、ダイソーのグッズを活用して激安で作る方法がYouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で13万回以上再生され、「お見事!」「こんなやり方もあるんですね」と反響が寄せられています。

庭diy|買うと高いレンガを1個30円以下で作る方法

 動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「庭づくり大好きおじさん」。手軽に購入できるものを使ったDIYやガーデニング情報を発信しており、以前には「ドクダミを駆除する方法4選」を紹介してくれました。

 今回紹介したのは、買うと意外と高いレンガを“激安で作る方法”。100均のアイテムを活用して、低予算で見栄えの良いレンガを作ります。

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ダイソー商品を活用したモルタルレンガ作り

 まずは、100円ショップ「ダイソー」で販売しているグッズを活用して、複数のモルタル造形を作る方法です。用意したのはダイソーの「プラダンボール」(プラスチック段ボール、以下プラダン)。これをカットして、モルタルレンガの枠を作っていきます。

ダイソーのプラダンを使ってモルタルレンガを作ります

 購入したプラダンは50センチ×35センチと大きいもののため、まずは半分にカット。プラダンには空気の層があるため、ハサミではなくカッターを使うとキレイに切れるそうです。なおカッターを使う時は、下にダイソーでも販売されているゴムマットを敷いておくといいそうですよ。

 プラダンがカットできたら、プラダンの角から7.5センチとなる全ての部分に線を引きます。線で囲まれた真ん中の部分がレンガ本体、角から7.5センチがレンガの高さ(厚さ)になるそうです。レンガの大きさは、同じくダイソーの「発泡スチロール製レンガ」をあてて確認しました。

プラダンに線を引きます

 不要な四隅をカットし、残っている線の部分を定規などの固い物をあてて折っていきます。それを組み立て、水に強い布テープを貼れば、レンガと同じ大きさの型枠の完成です。早速作ったばかりの型枠にモルタルを入れて、お手製レンガを作っていきましょう。

四隅をカットして組み立てると
型枠が完成しました
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モルタルを流し込む

 モルタルはセメントと砂を混ぜたものに、水を加えて作る建築材料です。配合は状況によって変わるものの、基本的に砂6:セメント2:水1で混ぜればいいとのこと。モルタルは家庭用漂白剤と同じくらい強いアルカリ性なので、作業をする際は必ず手袋とマスクをしてくださいね。

 なおレンガを1個だけ作りたい時は型枠に規定量の砂とセメントを入れ、それらをバケツに入れてから混ぜると作りすぎないそうです。ただし、水を入れると空気が抜けてかさが減るため、作りたいレンガのサイズ(厚さ)によって砂とセメントの量を調整するのがポイントです。

 先ほど作ったプラダンの型枠に作ったモルタルを入れて中の空気を抜いたら、テープを貼って硬化するまで待ちます。なお、モルタルレンガを硬化させる際は、必ず水平な場所に置いておきましょう。

テープを貼って待ちます
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3日後

 待つこと3日、型枠に入れたモルタルはしっかりと硬化していました。テープをはがして型枠を開ければ……お手製のモルタルレンガの完成です! 型枠は繰り返し使えますが、一度にたくさん作ると疲れてしまうため、のんびり作るのがおすすめなのだとか。

 その後は完成したモルタルレンガを茶色系の塗料で塗り、上から白色と黒色の塗料で汚したように塗って、アンティーク風のレンガに仕上げました。モルタルレンガを塗る際は茶色系はもちろん、オレンジ系の塗料もかなりおすすめだそうですよ。

モルタルレンガが完成しました!
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アンティーク風レンガの道作り

 続いては、ダイソーの「積み重ねコンテナ」を使ってレンガ調の道を作ります。このコンテナは内径がレンガとほぼ同じ19センチ×10センチであり、投稿主さんは一目見て「これでレンガが作れる」と思ったのだとか。

 ひらめきを形にするため、まずは型枠を作ってモルタルを流しこみ、コテを使って表面をならします。そして上からコンテナをぐっと押し付けて、レンガの形になるようにスタンプをしました。スタンプが終わったらモルタルが固まるまで待ち、完全に硬化したら塗装します。

コンテナをスタンプのように使って
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塗装でアンティーク感を出す

 塗料には水性や油性、屋外用や屋内用などさまざまな種類がありますが、今回は屋外用の水性塗料を採用。アンティーク風の塗装にするため、ペイントローラーに加えて硬くなったハケ、食器洗い用のスポンジを用意しました。

 まずはペイントローラーを使って全体を茶色系の塗料で塗り、続いてオレンジ系の塗料をスポンジでこすったりたたいたりしながら塗っていきます。最後は黒の塗料を水で薄めたものをハケでたたくようにして塗ったら、アンティーク風レンガの道の完成。アンティーク調にしたい時は、あえてキレイではなく雑に塗るといいそうです。

レンガ風の道が完成しました!

おしゃれな花台も気軽に手作り

 最後は、ダイソーの「花柄ねこ除けマット」と工作材料の「角棒」4本を使った、おしゃれな花台の作り方を紹介します。角材を交互に組んで正方形を作ったらドライバーで固定し、モルタルが流出しないように下に端材を置いて、こちらもしっかりと固定しました。

 型枠が完成したらモルタルを入れてコテでならし、角までしっかりとモルタルを詰めていきます。モルタルが平らになってきたら型枠を軽く持ち上げてトントンと打ち付けると、中の空気が抜けて仕上がりがキレイになるそうですよ。

ねこ徐けマットをスタンプとして活用

 仕上げにならしたモルタルの上に、猫よけマットの出っ張りが短い方を乗せて全体に押し付けます。十分に押し付けてから猫よけマットをはがすと、モルタルにはなんともおしゃれな模様がついていました。以前同じようにして作った板は花台として使用中で、もうすぐ4年になるそうですよ。

以前作ったという花台、かなりおしゃれです

 なお、レンガは買うと1個200円ほどですが、今回購入したモルタルの材料(砂4袋とセメント1袋)は合わせて約1300円だったそうです。手間こそかかってしまうものの、この量があればレンガを50個以上作れるため、レンガをたくさん使いたくても値段が気になっていたという人は挑戦する価値がありそうです。

「作りたくなりました」「素晴らしい」と反響

 動画には、「レンガまで作ってしまうなんてすごい! 好きな大きさに出来るのが良いですね! 何か作りたくなりました」「早く知りたかった」「お見事! スタンプ方式は目から鱗」「数年前まではお安く買えたレンガが今ではとても高くなってなかなか手が出なくなってしまいました。そんなご時世に安くレンガ作りが出来るなんて、素晴らしい!」「まさに知恵と工夫」「すごーい! 素晴らしい技ですね!」と称賛する声が寄せられています。

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動画提供:YouTubeチャンネル「庭づくり大好きおじさん

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