ねとらぼ
材料
2025/12/08 10:45(公開)

2色の糸で“ブロック”をひたすら編むと…… 市販品レベルの冬ピッタリなおしゃれアイテムに反響

 2色の毛糸を使って寒い季節にうれしい暖かアイテムを編んでいく様子が、YouTubeで紹介されています。動画は記事執筆時点で再生数4万7000回を超えています。

《アフガン編み☆Tunisian Crochet》ゆっくり説明 2色の糸で編むブロックチェックブランケット
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 投稿者は、さまざまな編み物の動画を発信しているYouTubeチャンネル「fuwaricoの happy handmade」のfuwaricoさん。以前は白い毛糸をの編み物を日傘に仕立てる様子を紹介してくれました。

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材料と道具

 今回は2色の毛糸をアフガン編みしたブロックチェック柄のブランケットを作ります。アフガン編みとは、フックの付いた専用のアフガン針で編む技法で、厚みのあるしっかりとした編み地になることが特徴です。

 材料はダイソーのアクリル毛糸(オフホワイト5玉、マスタード5玉)、ブランケット本体の編み針はアフガン針10号(5.0ミリ/毛糸のラベルのサイズより2号ほど大きいもの)か、グリップなしのかぎ針(8号)です。縁編みは7号のかぎ針で、その他にハサミ、とじ針などを使います。なお、実際のブランケットは11ブロック×14列ですが、動画では3ブロック×3列で説明をしています。

材料
材料
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1-1のブロックを編みます

 1-1のブロック(1列目の最初のブロック)は白の糸で編みます。糸に針をかけてねじって輪を作り、鎖編みを11目編んで作り目とします。

 1段目・往きを編みます。アフガン編みは「往き」と「もどり」で1段とカウントします。針にかかっている目から2番目の鎖の裏山に針を入れて少し長めに糸を引き出します(タテ目になります)。続けて糸を引き出していき、針に糸が11目かかった状態になったら1段目・往きの完成です。

1段目・往き
1段目・往き

 1段目・もどりを編みます。針に糸を掛けて最初は1目だけ引き抜きます。その後は2目ずつ引き抜いていきます。

1段目・もどり
1段目・もどり

 2段目・往きを編みます。最初の目は編まず、2番目の目から糸を引き出して編んでいきます。針に10目かかった状態になったら、1段目のタテ目と裏糸の2本を拾って引き出します。2段目・もどりを編みます。針に糸を掛けて最初は1目だけ、その後は2目ずつ引き抜いていきます。3段目以降も同様に編み、8段目まで編むと6センチ角の正方形になります。

11目×8段で正方形を作ります
11目×8段で正方形を作ります
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1-2、1-3のブロックを編みます

 1-2のブロックは白とからし色の2色で編みます。1段目・往きは白の糸でこれまでと同様に編みます。1段目・もどりはからし色で編みます。からし色の糸を左手で持ち、最初は1目だけ、その後は2目ずつ引き抜いていきます。

 2段目・往きはからし色の糸で編みます。編み終わりは白のタテ糸とからし色の裏の糸を針にかけて、からし色で引き抜きます。2段目・もとりは白の糸で同様に編みます。

 3段目・往きは白の糸で編み、編み終わりはからし色のタテ糸と白の裏の糸を針にかけて、白の糸で引き抜きます。その後はもどりのときに糸を替え、8段目まで編んでいきます。

 1-3のブロックは白で編みます。編み方はこれまでと同様ですが、各段の往きを編み終わったタイミングで端の部分にからし色の糸を絡めて持ち上げながら編み進めます。動画では3個目のブロックですが、実際には11個目のブロックまで編み進めて引き抜き止めをします。引き抜き止めとはタテ目から糸を引き出し、2目1度に引き抜いて進んでいく方法です。端まで編めたら糸を引き出してカットします。

1-2、1-3のブロックが編めました
1-2、1-3のブロックが編めました

2-1~2-3のブロックを編みます

 2-1のブロックは1列目につなげて白とからし色の2色で編みます。最初に編んだ鎖編みの1番端に針を入れてからし色の糸を引き出し、鎖編みを11目編んで作り目をします。

 1段目・往きを編みます。針にかかっている目から2番目の鎖の裏山に針を入れて編んでいき、針に11目かかった状態にします。

 1段目・もどりは白の糸で編みます。1-1のブロックの右側のループと裏側のループに針を入れて白の糸を引き出し、からし色のループも1本一緒に引き抜きます。右側のループと裏側のループの2つを取ることでつなぎ目が伸びにくくなるとのこと。続いて2目ずつ引き抜いていきます。その後は同様に8段目まで編んでいきます。

 2-2のブロックはからし色で編みます。編み方はこれまでと同様で、白の糸を絡めて持ち上げながら編み進めます。2-3のブロックは白とからし色で同様に編んでいき、引き抜き止めをします。

2-2のブロックが編めました
2-2のブロックが編めました

3-1~3-3のブロックを編みます

 2-1の鎖編みの端に糸を付け、鎖編みを11目編んで作り目をします。3-1のブロックは白、3-2のブロックは白とからし色、3-3のブロックは白で同様に編んでいき、引き抜き止めをします。本体が全部編めたら、裏側で糸始末をしていきます。

3×3のブロックができました
3×3のブロックができました

縁編みをします

 縁編み1段目に入ります。1つのブロックは11目×8段の正方形なのですが、それぞれを細編み9目で拾っていきます。

 最初の辺は11目を9目にします。7号のかぎ針に持ち換えて作り目の鎖編みの角に糸を付け、鎖1目で立ち上がり、根元に細編みをします。この目はカウントせずに次から細編み9目で拾っていきます。ブロックの境目の2目は飛ばして次のブロックでも9目細編みをします。次の境目でも2目飛ばして同様に編んでいきます。角の部分には細編みをあと2目編み入れて計3目にします。

 2つ目の辺は8段を9目にします。それぞれの段に細編みを1目ずつ編んでいき、最後は1段に2目編み入れて9目にします。以降のブロックも同様に編んでいき、角には細編みを2目編みます。

 3つ目の辺は最初の辺と同様に、4つ目の辺は2つ目の辺と同様に編んでいき、始めに細編みを編んだところに細編みをもう1目編んで、最初の細編みに引き抜きます。

 縁編み2段目を編みます。最初に鎖1目で立ち上がり、次の目から全ての目に「ねじり細編み」をしていきます。「ねじり細編み」とは根元に針を入れて糸を引き出したところで編み針を反時計回りに1回転させてから糸を引き出す方法です。角のところも目を増やさずに編んでいき、1周したら最初の目に引き抜きます。

縁編み2段目 ねじり細編み
縁編み2段目 ねじり細編み

仕上げ&完成サイズ

 完成した編み地は丸まりがあるので、水通しをするか温度に気を付けてスチームアイロンをかけて整えます。

仕上げ
仕上げ
完成サイズ(68センチ×86センチ)
完成サイズ(68センチ×86センチ)

 完成したブランケットは、これからの季節に大活躍してくれそう。今回は白×からし色でしたが、他の組み合わせを考えるのも楽しそうです。

 fuwaricoさんはYouTubeチャンネル「fuwaricoの happy handmade」やX(@fuwarico1111)で編み物の情報を発信中。別の日のYouTube投稿でも、すてきな作品を紹介しています。

「fuwaricoの happy handmade」動画まとめ

《初心者さん向けゆっくり説明☆begginer friendly》アフガン編み・ノットステッチのファスナーポーチ☆super easy Tunisian crochet knot stitch
かぎ針編みモチーフのサイドリボンベスト☆crochet motif side ribbon vest
かぎ針編み・クロシェ編み・crochet☆シンプルな指だしミトン☆flip-top-mittens

動画提供:YouTubeチャンネル「fuwaricoの happy handmade」さん

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