“石田さんチ”祖母のみさ子さん、認知症進行し施設で死去　疎遠だった長女も十数年ぶりに実家へ登場し……　番組側に本音も「親に売られたくらい」

　7男2女11人の大家族「石田さんチ」に密着した日本テレビ系ドキュメント特番「密着28年！The石田さんチ～新たな大家族物語へ～」が12月3日に放送され、おばあちゃん・みさ子さんが亡くなったことが明らかになりました。

おばあちゃん・みさ子さんが死去

　お母さん・石田千惠子さんが実母であるみさ子さんの介護のため、お父さん・晃さんと“円満別居”を始めたのが9年前。千惠子さんは、みさ子さんの認知症が進んで養護施設に入った後も、1人で実家を守ってきました。

　みさ子さんが亡くなったのは2025年1月8日。晃さんと次女・芽衣子さんが暮らす実家に家族が大勢集まり、「石田さんチ」らしい賑やかな時間をお正月を過ごした数日後のことでした。

　みさ子さんは施設内の昼食を少し食べた後、静かに亡くなっていたとのこと。千惠子さんは看取ることはできませんでしたが、良くも悪くも悲しみに沈む暇はなく、葬儀の手配や打ち合わせに奔走しています。

13年ぶりに帰郷した長女

　告別式には、13年ぶりに帰郷した長女・奈緒子さんの姿も。千惠子さんは喪主のあいさつで、「初孫の奈緒子が13年ぶりに顔を見せてくれました。これもみさ子さんの導きかなとつくづく思います」と万感の思いを語りました。

　番組後半では、長年にわたり家族と疎遠になって奈緒子さんにスポットライトが当たり、ソロインタビューでは、多感な時期に始まった密着取材について「嫌でしたね。ずっとあの……親に売られたくらいの感じで嫌でした」と両親や番組側に対する不満を打ち明ける場面も。

　それでもみさ子さんの死去が奈緒子さんにとって、長らく分かれていた家族のキズナを結び直す機会になり、長男・孝之さんが企画した“仲直りバーベキュー”では、父・晃さんと胸の内を語り合うことができました。