ねとらぼ
2025/12/13 22:05(公開)

安くて簡単な“寒さ対策DIY”→小窓が大変身「暖かみのある感じ」「一段とオシャレに」「旅館みたい」

 特別な工具を使わずにDIYで二重窓を作る方法がYouTubeで紹介されました。動画は「暖かみのある感じになってていいね」「一段とオシャレになりましたね」と注目を集め、再生数は記事執筆時点で3万6000回を超えています。

【2重窓DIY】どこよりも詳しく解説!冬の冷え込み対策や光熱費の節約にも役立つ(断熱/結露/省エネ/防音)
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安く、簡単に作る

 動画を投稿したのは、父「すけ」さんと娘「ゆうな」さんによるYouTubeチャンネル「寿チャンネルDIY in沖縄」。築35年の家をリフォームしながらDIYの楽しさや工具の使い方などを発信しており、以前にはグチャグチャになるのを防ぐコードの巻き方が話題となりました。

 今回のテーマは「安く・簡単」。板材をロの字に張り付けて額縁を作った後、レールに沿ってスライドする小窓を作ることでトイレにオシャレで実用的な二重窓を設けていくようです。なお、2人は作業時に電動工具を用いていますが、通常のノコギリやヤスリでも同様に加工できます。

リフォーム中のトイレに二重窓を設ける
トイレに二重窓を作る!
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まずは額縁

 まずは、メジャーとレーザー距離計を使って設置場所の長さを測定。必要なサイズの板材をノコギリで4枚切り出します。このとき上下に張る板材の厚みを考慮し、左右の板材は計測値から30ミリ短くカット。手ざわりと見た目を良くするため、ヤスリで角を落とし表面も磨きました。

 トイレに元から設置されている窓の鍵はクレセント錠。開錠時の邪魔とならないよう、二重窓はこのクレセント錠に合わせて取り付けます。その取り付け位置を割り出す際に便利なのが、端にネジを付けた糸。ネジの重さで真っすぐ垂れるため、窓を開ける際はクレセント錠がどれほど出っ張るのか簡単に計測できます。

ぶら下げたネジ付きの糸でクレセント錠の位置を割り出す
ちょっとしたアイテムで、正確かつ簡単に割り出せた

 板材は裏面に木工用の接着剤を塗り、クギ打ち機で固定。上下左右に張り付ければ額縁部分が完成です。次は額縁の上下に取り付けるレールと窓フレームのサイズを割り出します。

接着剤とクギで額縁を貼っていく様子
接着剤付きの額縁にクギを打っていく
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同じ材料を使って算出

 トリマーを使って額縁に溝を掘る方法もありますが、今回はカットした細長い角材を貼ってレール部分を構築。簡単にサイズを割り出すため、レールに見立てた短い角材と窓フレームに見立てた小さい木材を用意しました。

窓フレーム役の木材とレール役の角材を使って長さを算出
同じ厚み、同じ幅の材料を置いて長さを算出

 窓フレーム役の木材を挟むようにして、短い角材を額縁の上下に2本ずつ仮止め。上側に貼った角材中央部から下側の額縁までの長さを計測し、これを「窓枠の縦方向の長さ」とします。上側に若干の余裕を持たせることで、二重窓の取り付け・取り外しをスムーズにするのが狙いです。

若干の隙間がある額縁と窓フレーム
隙間があることで、取り付け・取り外しが簡単に

 続いて、引き違い窓であることと枠の厚みも考慮しつつ「窓枠の横方向の長さ」を算出。必要な長さの木材を切り出したら、面取りと表面研磨を行いました。

窓フレーム2本分の材料を仮置きして、横方向の長さを算出
窓フレーム2本分の横幅も差し引いて、長さを割り出す

 加工した木材は接着剤で固定。内側には格子も組みました。後の塗装工程で邪魔にならないよう、はみ出た接着剤はこの段階で拭き取っておきます。

 クランプやテープを使って窓フレームを固定したら、その状態で一晩放置。接着剤が完全に固まった段階で塗装を施します。ワトコオイルの「ミディアムウォルナット」「ナチュラル」の2種類を使って調色し、茶色いフレームに仕上げました。

 このフレームに「窓」として貼り付けるのは、プラスチックダンボール。ポリカーボネートの板よりも耐久性は低いですが、加工しやすいため新しい物と交換するのは簡単です。

 窓フレーム役の木材に小さく切ったプラダンを1枚接着。少し厚くなった木材を仮置きした状態で、下側に10ミリ×5ミリの角材を3本、上側に10ミリ×10ミリの角材を3本固定すればレール部分が完成です。

プラダンを貼った木材を挟むようにして3本のレールを取り付ける
クギでレール用の角材を固定
レールに収まった窓フレーム
サイズはバッチリ!

プラダンを貼れば……

 最後にフレームよりやや短くカットしたプラダンを両面テープで固定。2枚の窓の隙間をセリアで購入した隙間テープで埋めることにより、オシャレで実用的な二重窓が出来上がりました。窓が木目になったことでトイレの印象がガラリと変わり、冬の冷え込み対策に加えて見た目からも暖かみが感じられるようになっています。できるだけ安く簡単にここまで仕上げられるとは驚きです。

両面テープを貼った窓フレームに切り出したプラダンを貼り付ける様子
両面テープでプラダンを接着
最初の状態
最初の状態
レール部分を隠すための飾りも取り付けた二重窓
さらに手を加えて、レール部分を隠すための飾りも取り付けた!

「暖かみのある感じ」「旅館の小窓みたい」と反響

 冬の冷え込み対策や光熱費の節約に役立つ二重窓DIYに、コメント欄では「素晴らしい」「トイレがスッカリ生まれ変わっていた」「冷やりとした感じだったトイレが、暖かみのある感じになってていいね」「窓と壁だけ見るとトイレじゃないみたい。旅館の小窓みたいです。最後のレール隠しで一段とオシャレになりましたね。さすがセンス抜群です」「これなら工具のない私でも挑戦できそうだと思えました」といった感想が寄せられています。

 すけさんとゆうなさんの2人は、DIYの楽しさや役立つアイデアをYouTubeチャンネル「寿チャンネルDIY in沖縄」やInstagram(@diy_kotobuki_in_okinawa)で発信中です。

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動画提供:YouTubeチャンネル「寿チャンネルDIY in沖縄

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