ねとらぼ
2025/12/16 08:30(公開)

アーマード・コアのプラモデル→1カ月かけて本気で塗装したら…… 見違えるようなビフォーアフターに反響「これはすばらしい!」「お見事」

 アーマード・コア(AC)シリーズのプラモデルに“あれもこれも”と改修を加えて塗装を施す動画が、YouTubeに投稿されました。動画の再生数は記事執筆時点で3000回を超えています。

advertisement

徹底的に改修&塗装

 動画が投稿されたのは、プラモデルを独自に塗装したり、模型用の道具をレビューしたりしているYouTubeチャンネル「プラモ塗装フルスクラッチやろう是」。以前には戦闘機のプラモデルを題材にして、初心者に水性塗料を使った塗装方法を紹介する動画が話題となりました。

 今回の題材は、ゲーム『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』に登場する機体「オープンフェイス」のプラモデル。パーツ数は多くありませんが、全体的にサイズは大きく他のACのプラモデルよりもボリューミーです。

「アーマード・コア」シリーズに登場する機体「オープンフェイス」のプラモデル
オープンフェイスを徹底改修!

 このキットにあるビームランスのエフェクトパーツに電飾を仕込んだり、スタンガンの合わせ目を消したりといった改修作業を実施。塗装も合わせて行います。

素組みした状態の「オープンフェイス」のプラモデル
なかなかのボリューム

 合わせ目には流し込みセメントを使い、大きく開いているジョイント穴はプラスチック板(プラ板)で埋めた後、丁寧にヤスリがけ。腕と太ももの合わせ目は消さずスジボリ用の工具で彫り込み、機体のディテールアップに利用しました。

合わせ目を利用してディテールアップさせた腕部
合わせ目を利用してディテールアップ!

 持ち手となっている左手の穴がやや大きいため、より自然な見た目になるよう改造。不要な部分はナイフでカットし、逆に足りない場所はエポキシパテを盛り付けて形を整えます。パテが乾いたらさらに削り、サーフェイサーを吹き付けて表面を研磨。「軽く握った手」に仕上げました。

advertisement

本来の姿に近づける

 右肩にあるキャノン砲(通称ワーム砲)は元からある分厚い板状のパーツを切り落とし、薄いプラ板に置換。合わせてタガネで掘ったり、プラ製の材料を付け加えたりして、キット化にあたりデフォルメされた部分を本来の姿へ近づけていきます。

改修されたオープンフェイスのキャノン砲
武器に接続されているフラットケーブルをプラ板で再現

 肉抜きが施されているハンガーパーツが気になるため、プラ版とプラスチック粘土、UVレジンを組み合わせて「肉抜き部分のフタ」を作成。粘土で型を作ったので今後もフタを作ろうと思ったら、樹脂を型へ流し込めば簡単に用意できます。

粘土製の型にUVレジンを流し込む様子
今後の作業に備えて型を作った

 頭部のアンテナは取り除き、代わりに真ちゅう線をセット。目の部分はボールジョイント自体にLEDを仕込んで電飾化します。動画が長くなってしまうため、目を改造する様子とビームランスの電飾化の映像はカット。後日、メンバー限定の動画で公開するそうです。

advertisement

ひたすら続く塗装作業

 改修作業が終わったら全てのパーツを洗剤につけて塗装の準備。最初に塗る色とマスキングテープの有無で分類しつつ、各パーツをクリップで固定していきます。

 グレーのサーフェイサーで下地を作ったら、元が黒いパーツは紫がかった黒で塗装。薄い紫のパーツはマスキングテープも駆使しながらキャンディー塗装を施し、濃い紫のパーツには調色で金属光沢を抑えたメタリックバイオレットがベースの塗料を使いました。

塗装後の濃い紫パーツと、薄い紫パーツ
右が塗装後の濃い紫パーツで、左が薄い紫パーツ

 電飾を施したビームランスのエフェクトパーツには、つや消しのためキトンパールをあらめに塗装。雷形になっている部分には白い塗料でグラデーションをかけます。合わせてランス根元の赤熱化する部分にはクリアイエローとクリアオレンジでグラデーションをかけて迫力を増幅させます。

 武器の一部やメインブースターは黒で塗装してから、シルバーの塗料を使って金属感を追加。ここまでやってきましたが、まだまだ塗装作業は途中の段階。ズラリと並んでいるパーツに、1日半かけて筆塗りを行いました。気の遠くなる作業だ……。

クリップで固定されたパーツが大量に並んでいる光景
たくさんのパーツに筆塗り
機体のセンサーに赤い塗料を塗る様子
センサーは赤く塗装

ついに完成の時

 細部にスミ入れを行い、各部にある小さなセンサーをプライマリーメタリックレッドで塗り上げたら完成! 1カ月近くかけた改修・塗装作業により、重厚で力強い雰囲気の機体となりました。

改修・塗装が終わった「オープンフェイス」のプラモデル
より重厚な雰囲気になった!
電飾により発光しているビームランスを突き出している「オープンフェイス」のプラモデル
電飾もバッチリ

 どんな道具を使っているか解説しながら作り上げる光景には、「これはすばらしい!」「電飾加工お見事です」「サムネの角度で私もディスプレイしました。足裏気持ちええですよねー」などの感想が寄せられています。

動画提供:YouTubeチャンネル「プラモ塗装フルスクラッチやろう是」さん

【2025年12月版】Amazonのお得なセールやキャンペーン

年末準備やクリスマスプレゼントは売り切れ前にぜひチェック!

※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

関連タグ

Copyright © ITmedia Inc. All Rights Reserved.