地下鉄の車内で初めて見かけたという案内表示が「なにが問題?」「ダメなのか……」「たしかに、なんで?」とX(Twitter)で話題です。投稿は記事執筆時点で1690万回以上表示されています。

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車内の液晶画面で注意喚起

 写真を投稿したのは、Xユーザーのrakko7152(@rakko9119)さん。ある日、東京メトロ有楽町線の車両に乗り込み移動していたところ、ドア上部にある行き先案内の液晶画面で“ある案内表示”を初めて目撃して「何がダメなん?」と困惑しました。

有楽町線で見た案内表示

 投稿者さんが目撃した案内表示は「お客様にお願いいたします。ホームに降りて車両の移動はお控えください。ご協力をお願いいたします」というものです。

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「ドア閉められないじゃん」「普通に乗りなおしていた」と反響

 「ホームに降りて車両を移動する」という行為そのものだけを考えると、確かに特に危険を感じないようにも思えます。しかしXでは「閉じるドアに挟まって出発が遅れるケースを何度か目撃している」「そうやって車両移動する人が多いとドア閉められないじゃん」「電車が遅れるからでございます」「乗った車両が混んでいて、隣が空いていたら普通に降りて隣に乗りなおしていたのだが」「停車時間が十分なら問題ないと思う」と、利用客からさまざまな声が寄せられました。

ホームに一度降りてから車両を移動するのは控えてほしい
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東京メトロの回答は?

 ねとらぼ編集部は、この案内表示の真意について東京メトロに聞きました。すると「ご乗車されているお客様が、乗り換えが便利になるなどの理由で、途中駅で他の車両に乗り移ると、乗務員が乗車されるかの判断がつかずドアを閉めるタイミングが分からないため、その間の停車時秒が増えたり、慌ててご乗車いただいた際にドア挟みが発生したりすることがございます。そのためお客様の安全および安定輸送の観点からおやめいただくよう、車内モニターや車内放送にて注意喚起をしております」との回答でした。

 今回投稿者さんが案内表示を目撃したのは有楽町線でしたが、東京メトロの他線でも表示機能を搭載する路線では注意喚起の表示・自動放送を適宜行っているといいます。非搭載路線では乗務員による肉声放送で随時対応していますが、今後順次搭載していく予定なのだそうです。

 ちなみに「乗車した車両が混雑しているなどの事情により移動されることまでご遠慮いただくものではございません」とのことです。

画像提供:rakko7152(@rakko9119)さん

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