トマトのようでトマトでない、不思議な食べ物の正体は? 農林水産省の出したクイズが、X(Twitter)で約300万表示されるなど大きな反響を呼んでいます。

森本商会 カット干し柿(ひとは柿)

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どう見ても真っ赤に熟れたトマト

 農水省の公式アカウントが「今が旬の食べ物です。何でしょう」と投稿したのは、真っ赤な果実らしきもの。ツヤのある表面は完熟したトマトを思わせますが、「※トマトではないです」と注釈が添えられています。

ツヤツヤに赤く輝く玉の正体は……?

 「ホオズキ」「大粒のサクランボ」「けん玉にしか見えない」など、さまざまなリプライが寄せられるなか、目立ったのは「柿」とする回答。それはほぼほぼ正解でしたが、正確には“柿の加工品”でした。

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正体は「いぶした渋柿」

 翌日に農水省が明かした正解は、岩手県釜石市の伝統的な産品「甲子柿(かっしがき)」(参考:農林水産省のサイト)。渋柿を室(むろ)と呼ばれる場所に入れ、煙でいぶして渋みを抜いたものなのです。

 皮は手でむけるほどに柔らかく、とろける食感と芳醇な甘さが魅力とのこと。Xでは「??なんやこれ?」「見たことない」「めちゃ食べてみたい!!」との声が上がりました。

裏返してみると柿のヘタ
手で割れるほどの柔らかさ。しかも品種は種なしで食べやすい

 甲子柿は全国的にも珍しい製法から、地域ならではの特性を持つ産品を保護する「地理的表示(GI)保護制度」に登録されています。また、他の品種を使用しても、同じような色や食感にはならないのだそうです。

画像は農林水産省の公式Xアカウント(@MAFF_JAPAN)より引用

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