ねとらぼ
ツブ貝
2025/12/26 22:05(公開)

スーパーで見かけた“聞いたことない貝”→水槽に入れて半年後…… まさかの結果に「ええーーっっ!?」「腹筋崩壊した」

 スーパーで見つけたおしゃれな貝を水槽に入れてみた様子が、YouTubeに投稿されました。「珍しいものを見れました」「最後のオチが完璧すぎ」と話題になり、動画は記事執筆時点で、38万9000回以上再生されています。

スーパーで買ったツブ貝を水槽に入れると…
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スーパーで購入した「灯台ツブ」

 動画を投稿したのは、生き物系YouTuberの森こんにゃく(@morikonnyaku)さん。以前には、白いオタマジャクシを発見・捕獲し、飼育してみた様子が話題となりました。今回はスーパーで購入した、名前を聞いたことのない貝を水槽に入れてみるようで……?

生きたツブ貝を購入してきました
生きたツブ貝を購入してきました

 森こんにゃくさんはこの日、スーパーで北海道産の「灯台つぶ」というツブ貝を発見。初めて見かけたこと、大きさとおしゃれな形がどうにも気になったことから購入し、連れ帰ってきたそうです。

ツブ貝の貝殻、かなり大きくておしゃれです
貝殻がかなり大きくておしゃれです

 まだ生きているツブ貝を流水でよく洗ったら、鍋に塩とショウガ、料理酒、みりんとともに入れてスイッチオン。アクを取りながらゆでたツブ貝は子どもの口にも合う味で、とってもおいしかったそうです。……え!? 食べちゃったんですか?

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ツブ貝の貝殻をヤドカリの水槽へ

 その後、森こんにゃくさんはおいしくいただいたツブ貝の貝殻を持ち、飼育しているヤドカリの水槽の前にやってきました。このヤドカリは飼育を始めてから約1年が経過し、すでに脱皮を2回しているそうです。脱皮をしたということは、体が一回り大きくなったということ。そろそろ今の貝殻から出て、大きな貝殻へと引っ越す必要があるようです。

 関西の海辺で捕獲したヤドカリと、北海道産のツブ貝の貝殻。本来なら出会うことがない2種の生き物が出会ったら、一体どうなるのでしょうか。

ツブ貝の貝殻を水槽に投入!
ツブ貝の貝殻を水槽に投入!

 早速ツブ貝の貝殻を水槽に入れてみると、ぷかぷかと水面に浮いてしまいました。貝殻の中に入っている空気を抜き、ヤドカリの近くに置いてみましたが……初めて目にした大きな貝殻を警戒しているのか遠ざかり、近寄ろうとしません。

 1時間ほどたってからヤドカリに貝殻を近付けてみると、ヤドカリは警戒を解いたのか、自ら貝殻に触れました。そして貝殻をハサミではさんで、貝殻の大きさや入り口などを確かめているようなしぐさを見せ始めたのです。

貝殻が気になるのか、あれこれ確かめているようです
貝殻が気になるのか、あれこれ確かめているようです

 そして入り口を見つけると、貝殻の中の具合も確かめている様子。やがてヤドカリが背負っている貝殻とツブ貝の貝殻の入り口がくっつき、引っ越しを始めた……と思いきや、何か気に入らないことがあったのか、ヤドカリは元の貝殻の中に戻ってしまいます。

貝殻の入り口と入り口をくっつけて……
貝殻の入り口と入り口をくっつけて……
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引っ越しを諦めたのかと思ったら

 しかし引っ越しを諦めたのかと思ったその瞬間、ヤドカリは元の貝殻から全身を出し、ツブ貝の貝殻へと引っ越していったのでした。ヤドカリは元の貝殻から一旦全身を出して、おしりから新しい貝殻へと入る形で引っ越しをするのですね……!

なかなか見られない貴重な引っ越しシーンです
なかなか見られない貴重な引っ越しシーンです

 改めてヤドカリの様子を見てみると、なぜか貝殻から体の大部分を出していました。ツブ貝の貝殻がまだ大きかったのかと心配になりましたが、やがてヤドカリは器用に貝殻をひっくり返し、上に向いていた入り口を下へと向けたのでした。今度こそ引っ越しが完了したと考えてよさそうですね。

体を外に出し、上手に貝殻をひっくり返していました
体を外に出し、上手に貝殻をひっくり返していました

 その後このヤドカリのために取っておいたという、ツブ貝の身を与えてみることに。人間にとってもおいしいその身はヤドカリにとってもおいしいようで、すぐに食べてくれたのでした。

半年後、ヤドカリの様子は……?

 半年後。ヤドカリは3回目の脱皮をして、さらに体が大きくなりました。そこで今度は「ツメタガイ」の貝殻を水槽に入れてみることに。このツメタガイは、ヤドカリと同じ海で採ったもので、中身は観察後に食べたそうです。

ツメタガイの貝殻を水槽に入れてみます
ツメタガイの貝殻を水槽に入れてみます

 ツメタガイの貝殻を水槽に入れるとヤドカリはすぐに反応して、ツブ貝の貝殻を入れたときと同じように貝殻を探りはじめます。しかし何かが気に入らなかったようで、引っ越しはしませんでした。自分がスーパーで買ってきたツブ貝の方が気に入っているようで、ちょっぴりうれしそうな森こんにゃくさんです。

ツメタガイの貝殻はお気に召さなかったようです
ツメタガイの貝殻はお気に召さなかったようです

ヤドカリ飼育は難易度が低め

 このヤドカリを1年以上飼育している水槽は、これまで1度も水換えをしていないそうです。森こんにゃくさんは「海の生き物は飼育が難しい」というイメージを持っていたけれど、ヤドカリについては比較的飼育難易度が低いと感じているそうです。

 また捕獲してはいけない地域もあるため注意は必要だけれど、ヤドカリは飼育してみると楽しくてかわいい生き物だと感じるとのこと。「一度飼育に挑戦してみてはいかがでしょう」と、動画を締めくくる森こんにゃくさんなのでした。

引っ越してる……!?
引っ越してる……!?

 翌日。ヤドカリの水槽を見てみると、ヤドカリはなぜか、前日には見向きもしなかったツメタガイの貝殻に引っ越していました……。気まぐれなところもまた、ヤドカリの魅力なのかもしれませんね。

「珍しいものを見れました」「最後のオチが完璧すぎ」と反響

 動画には、「ええーーっっ!? 結局、ツメタガイの方にいっちゃったのぉ〜」「つぶ貝を飼育するのかと思いきやw」「最後のオチが完璧すぎて腹筋崩壊しましたw」「あ~飼うのかな~と思ってたら ショウガ入れだしてん?ってなって 最終的には食われて笑った」「珍しいものを見れました!!ありがとうございます!!」といったコメントが寄せられていました。

 森こんにゃくさんは、さまざまな生き物の様子をYouTubeチャンネル「森こんにゃく」の他にX(@morikonnyaku)やInstagram(@morikonnyaku)でも発信中です。

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