桃を種から育てて4年……。収穫間近の桃の木が迎えた、まさかすぎる結末が「感動しました」「農家に感謝しかない」とYouTubeで話題です。動画は記事執筆時点で、56万6000回以上再生されています。
桃を種から育ててみる
投稿したのは、食べた野菜や果物の種を植えて収穫する動画などを発信している「のりんご」さん(@noringo)。以前には、虫に食べられて瀕死のキュウリの苗を水に挿してみた様子が話題になりました。今回は桃を種から育ててみるようです。
桃を種から育てる挑戦は、2021年9月17日からスタート。桃を切って取り出した種の殻をハンマーで叩いて割り、中から種を取り出します。取り出した2つの種は、茶色と白色の鉢に植えることに。
種を植えてから約3カ月後の12月27日には、気温がマイナス5度と冷え込み、雪も降っていました。鉢には雪が積もって土も凍ってしまいましたが、桃の種は無事なのでしょうか……?
約半年後の3月12日。種は無事に発芽しましたが、白い鉢の苗は少し様子がおかしかったとのこと。桃が発芽する際は葉が一気に出てきますが、白い鉢の苗は一部の茎だけが大きくなっているように見えます。少し心配ではありますが外気温が3度と低かったため、とにかく室内へと入れることに。
4月2日には茶色の鉢の苗の葉が開き、草丈が4センチほどになりました。白い鉢の苗の葉はなぜか絡まっていて、段々と枯れてきてしまいましたが、新しい葉が出そうなことから枯れた葉を切ることに。すると新しく出た葉は無事に育ち、しっかりと開いてくれました。
4月末になると白い鉢の苗には、絡まった葉の先に新たな葉が出てきました。しかし根腐れの前兆を発見したため、土の表面にわらを敷いておきます。
5月10日にはかなり成長してきたため支柱を立てましたが、ここで問題発生。強い日差しに当たったせいなのか白い鉢の苗の葉がねじれ、枯れてきてしまったのです。そこでとにかく枯れた葉を取り除き、肥料を与えることに。
約1カ月後の6月19日には、白い鉢の苗に脇芽が出てきました。茶色い鉢の苗はほとんど成長していない上に葉が枯れているため、根腐れをしてしまった可能性がありそうです。
6月27日にはこれまで使っていた簡易ビニールハウスが手狭になってしまったので、ビニールハウスの外で育てることに。どうなることかと心配していましたが、どうやら夏の強い日差しを浴びても、以前と同じように葉が焼けてしまうことはなさそうです。
8月に入ると新しい葉がどんどん出てきたため、植え替えをすることに。植え替えをする際に、なかなか鉢から抜けなくて苦戦したけれど、思ったより根は少なめだったそうです。その後も桃の苗はすくすくと成長し、草丈が伸びて脇芽も次々と出てきたのでした。
種を植えて1年
種を植えて1年が経過した9月25日。桃の苗の草丈は92センチよかなり成長しましたが、葉に白い斑点が出ていました。恐らくハダニがいると思われることから、テープを使って取り除いておくことに。
もう1つの茶色い鉢の苗は完全に根腐れをして成長が止まり、葉が一部枯れてきました。寒くなってからは葉にコバエやアブラムシが付くようになり、テープで取っても取ってもまた付いていたのだとか……。
その後11月16日には、葉が付いていた付け根に新芽が出ていました。桃は寒さに強いのかなかなか落葉しませんでしたが、12月28日にはついに落葉。この冬も雪が積もって土が凍っていたため、土の表面には枯芝を敷いておくことに。
3月には葉が出てきて、4月には葉が開き、新たな枝が出てきました。5月から2カ月おきに緩効(かんこう)性肥料を与えると葉がどんどん出てきたため、6月には下の方にある枝を切ることに。7月2日には、樹高140センチほどになっていました。
8月に入るとまたハダニだと思われる症状が発生したためテープで取り除き、葉を水洗いすることに。8月20日には2回目の植え替えを行いましたが、今回はかなり根詰まりしていました。
種を植えて2年
種を植えて2年経過した桃の木は幹の太さが2.1センチと、かなり立派になってきました。11月には葉が紅葉し、やがて落葉。冬を超えた4月末にはまた葉がたくさん出てきましたが、秋になるとコナジラミの被害で葉がボロボロになってしまっていたのだとか。
種を植えて3年、ついに花芽が
種を植えて3年経過、3回目の植え替えをした桃の木はさらに成長していました。そして11月10日にはついに花芽が出てきて、28日には落葉。冬を超えた3月17日には花芽が膨らみ、28日には淡い桃色の花が咲きました。
ようやく花が咲いたと喜んだのもつかの間、ここで問題が発生。なんとこの苗の花には、なぜか花粉がなかったのです。そこでもう1つの桃の木から花粉を取り、人工授粉をすることに。花の咲くタイミングがずれているため花粉を採取し、保管しておくことにしました。
その後も気温が15度以下だと受粉不良を起こすため木を室内に入れたり、後から咲いた花には保管しておいた花粉を使って人工授粉をしたりと、手厚いお世話を続けていきます。
そして4月14日頃、咲き終わりを迎えて枯れた花には、小さな実ができていました。全ての花に受粉が成功したことを確認できたため、月に1回緩効性肥料を与えることに。密集している実は摘果し、観察用の1個を除く、全ての実に袋掛けをしておきました。
種から植えてもうじき4年、収穫は……?
6月上旬には35度という異様な暑さとなり、下旬には桃の実に黒い斑点が出る、袋が破られるといったトラブルが続出。さらに雨に直接あたった桃にカビが生える、袋掛けをしているにもかかわらずシンクイムシが入り、桃の付け根の部分が食べられてしまうといった問題も発生します。
ここで全ての袋を取ってチェックしたところ、まだ無事な実があることを確認できました。しかし実が小さい気がしたため、液体肥料を与えておくことに。
7月24日には桃らしい割れ目がくっきりと出てきて、順調かと思いきやまた問題が発生。またコナジラミの被害を受けてしまったのです。しかし今年は実がなっているため水をかけることができず、袋掛けをしていなかった桃と、袋掛けをしていた一部の桃が落ちてしまいました。
その後、9月手前になっても桃の実は全く熟すことなく、傷んで落ちてしまう実も出てきました。本来であれば収穫時期であることから、落ちてしまった桃の実を切ってみると……非常に硬い上に中は茶色く、完全に傷んでいたのでした。
「残りの4個もダメな気がする、4年間一生懸命育てたのに……」と思いながら、桃を1個ずつ丁寧に収穫するのりんごさん。これはおそらく猛暑が続いたことによる高温障害であり、なかなか熟さないのは腐っていたからではないかと推測。収穫した桃を切ってみましたが、やはり4個とも中が茶色くなっていて、すっかり傷んでいました。
今回は非常に悔しい結果となってしまいましたが、思い返すと8月に兆候は出ていたとのこと。実はのりんごさん宅には種から5年育てている、別の桃の木があります。こちらは早生種なので7月下旬に収穫したところ、しっかり熟していて、中はキレイな黄色で甘くておいしかったそうです。しかし8月上旬に収穫した桃はすでに傷んでいて、中が茶色くなっていたのだとか。
8月上旬に異変に気付けば結果は変わっていたかもしれない、ちゃんと育てられなくてごめんなさい。そう桃の木に謝罪しつつ、来年はちゃんと育てられるように頑張りますと、決意を新たにするのりんごさんなのでした。
「泣けてきます」「こんなに大変なんだ……」と反響
「まさかこんな結末になるなんて」と題した動画には、「この苦労の末だけに泣けてきます」「桃ってこんなに大変なんだ……このことを知ってより農家に感謝しかないです」「植物を育てる楽しさと難しさ両方を教えてくれますね」「桃が高価な理由が納得できました。のりんごさん頑張ってください」「感動しました。長編ドキュメンタリーでした。植物の命が本当に尊く感じられました。たくさんの方に見ていただきたいと思いました」といったコメントが寄せられていました。
のりんごさんは他にも、スーパーで購入した野菜や果物を育てて収穫する様子などを、YouTubeチャンネル「のりんご」で公開中。現在栽培している野菜・果物の情報はX(Twitter/@noringo_ringo)で発信しており、また家庭菜園のノウハウをまとめた著書『YouTubeでわかる! スーパーで買った野菜・果物で家庭菜園』もマイナビ出版から販売中です。
のりんごさんの動画まとめ
動画提供:YouTubeチャンネル「のりんご」
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