ねとらぼ
2026/01/10 07:00(公開)

“100年前の日本”のクリスマスケーキを再現したら…… 大正ロマンあふれる“意外な仕上がり”に「素敵」「夢のお菓子だったんだろうなぁ」

 大正時代に販売されていた、“100年前のクリスマスケーキ”を再現してみたら……? 現代とは何もかもが違う、ロマンあふれる再現ケーキがInstagramで人気です。動画は記事執筆時点で10万回以上再生されています。

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明治時代から販売されていたクリスマスケーキ

 投稿者は、“大正ロマン・昭和レトロ”な文化の研究をしている宮寺理美(@sato_retro)さん。SNSでは、当時のファッションや食べ物、さまざまな文化についての情報や日常の様子を発信しています。

 今回の動画では、およそ100年前の日本で販売されていた“クリスマスケーキ”の再現に挑戦します。そもそも、大正時代にクリスマスケーキはあったのでしょうか……?

 なんと日本では、1910年(明治43年)に創業した老舗食品メーカー「不二家」が創業時からクリスマスケーキを販売していたのだとか。宮寺さんによると、当初は居留地の外国人にのみ人気だったクリスマスケーキが、大正時代には日本人にも広まっていったのだそうです。

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100年前のレシピ通りにケーキを作ってみたら……

 今回は1882年(明治15年)に創立された日本最古の料理学校「赤堀料理学園」の歴史あるレシピをもとにクリスマスケーキを再現し、不二家のデザインを参考にデコレーションすることにしました。当時のレシピでは分量は「匁(もんめ)」で記載されていますが、グラム換算して作っていきます。

100年前のケーキのレシピ
100年前のケーキのレシピ

 まずは卵黄と大量の砂糖を混ぜ、そこに砂糖の半量しかない小麦粉、ベーキングパウダー、塩を投入。驚くことに、生地にバターは使いません。この時点で、現代で作られているスポンジケーキの分量とは全く異なりますね。

小麦粉は砂糖の半量!?
小麦粉は砂糖の半量!?

 水を加えて乳化させ、卵白を泡立てたメレンゲを混ぜたら、なんとここでお酢を加えます。ベーキングパウダーとお酢が化学反応を起こし、焼くときにふっくらとふくらむのだそうです。

まさかのお酢!?
まさかのお酢!?

 カップケーキ型に流し込み、170度に予熱したオーブンで約30分焼いたらきつね色のケーキが完成! 宮寺さんによると、見た目も味も“かすていら”にそっくりとのことです。

カステラのような味とのこと
カステラのような味とのこと

 続いて当時の不二家のクリスマスケーキを参考に、メレンゲと粉砂糖で糖衣を作ります。このころは生クリームが普及していなかったため、飾り付けはとてもシンプルだったといいます。

デコレーション用の真っ白な糖衣
デコレーション用の真っ白な糖衣

 ケーキの上にたっぷり糖衣を載せ、大小のアラザンをトッピングしたら、素朴でかわいらしい“100年前のクリスマスケーキ”の出来上がりです。シンプルながら、キラキラのアラザンがたくさん載ったケーキはとても華やか。生クリームのない時代にこんなステキなお菓子が販売されていたら、大人も子どももワクワクしそうですね。これは食べてみたい……!

たっぷり載せて……
たっぷり載せて……
アラザンで飾り付けたら出来上がり!
アラザンで飾り付けたら出来上がり!
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現代とは全く違う“大正時代のケーキ”に反響

 文化の移り変わりを感じる“100年前のクリスマスケーキ”の再現に、コメント欄では「素敵」「美味しそう! アラザンだけでも当時はとってもキラキラな夢のお菓子だったんだろうなぁ……」「バターはおろか、クリームも牛乳も一切使わないんですね」と感心する声が寄せられています。

 なお、正確な分量は宮寺さんのInstagram投稿のコメント欄で紹介されているので、気になる人はチェックしてみると良さそうです。

動画提供:宮寺理美(@sato_retro)さん

宮寺さんの投稿まとめ

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