ねとらぼ
鶏小屋
2026/01/24 20:30(公開)

捨てられた鶏小屋にいた黒いニワトリ→数日後、見に行くと“まさかの光景” 胸がいっぱいになる“その後”に「泣けてきた」

 放置されていた鶏小屋を譲り受け、ニワトリのお世話をしていたら……。投稿主がニワトリたちのために手を尽くす様子と想定外の展開がYouTubeに投稿されました。動画は「尊敬するわ」「こんなん応援するしかねぇ」と話題になり、記事執筆時点で61万回以上再生されています。

放置されていた卵から生まれたヒナを連れて帰ると…
advertisement

小屋ごと放棄されたニワトリたち

 投稿者は、YouTubeチャンネル「じゃぱちき【Japanese Chicken】」(@japachickeeee)さん。捨てられた鶏小屋を知人づてに譲り受け、飼育放棄されたニワトリたちを保護・飼育する様子などをSNSで発信しています。以前は瀕死のヒナを連れ帰り、お世話する様子を紹介しました。今回の動画は日課である、ニワトリたちにごはんをあげるところからスタートします。

 実はじゃぱちきさんが初めてこの場所に来たときに、1羽の黒いニワトリが卵を温めていたそうです。しかしその時は本当に卵を温めているのか分からず、さらにこの環境で元気なヒナが生まれるのか、不安でいっぱいだったのだとか……。

卵を温めていた黒いニワトリ
卵を温めていた黒いニワトリ

 しかしそんな不安をよそに、数日後の朝にエサをあげに行くと2羽のヒヨコが生まれていました。今のところ親鳥もヒヨコも元気そうですが、この鶏小屋はひどい腐敗臭が漂い、床は糞尿だらけという劣悪な環境です。親鳥とヒナの命に関わる状況であることから、じゃぱちきさんはヒナを保護して連れ帰り、親鳥たちがいる鶏小屋を掃除しようと決意するのでした。

劣悪な環境の中でもヒヨコが誕生していました
劣悪な環境の中でもヒヨコが誕生していました

 ここまでの話を聞いて、「親鳥とヒナを引き離したらかわいそうだ」と思う人もいるかもしれません。もちろんヒヨコにとって最も理想的なのは、親鳥の元で育つことです。しかしそれはあくまで、“清潔で安全な環境”に限った話なのだとか……。

advertisement

地面で過ごすことが出来ない環境

 実は現状、同じ小屋で暮らしているニワトリのほとんどが、1日の大半を小屋の上の方で過ごしている状態なのだといいます。本来ニワトリは日中のほとんどを地面で過ごして砂浴びをしたり、地面にいる虫などを掘って食べたりする生き物です。その習性を考えると、この鶏小屋のニワトリたちの行動は、異常だと言わざるを得ません。

ニワトリたちは一日の大半を上の方で過ごしていました
ニワトリたちは一日の大半を上の方で過ごしていました

 現在の小屋の床は糞尿まみれでアンモニア臭が漂い、腐敗したエサやウジムシだらけというありさまです。ニワトリたちは下に降りると危険だと認識しているから、上の方で過ごしているのでしょう。

 しかし卵からふ化して間もないヒナには、上に逃げる脚力もジャンプ力もありません。そのためどうしても下で過ごすことになりますが、これでは親鳥と過ごす安心感より、環境のせいで命を落とす危険性の方が圧倒的に高いと考えられます。そこで夜になると休んで動かなくなるニワトリの習性を利用して、夜にヒナを保護することを決めたのでした。

 一旦自宅に戻り、ヒヨコを保護するための準備を整えることに。大きめの衣装ケースに、清潔で温度管理ができる環境を作っていきます。床にはペットシーツと床材を敷き、2本の突っ張り棒の間に保温電球をセット。衣装ケースの端にはコードを通す隙間を作り、ヒヨコたちが自分で温度を選びながら暖を取れるようにして、フタには空気穴を開けておきました。

自分で温度を選べる環境にしました
自分で温度を選べる環境にしました
advertisement

ヒヨコを迎えに行く

 夜になり、いよいよヒヨコを迎えにいくことに。タオルで親鳥の視界をふさいでいる間にヒヨコを無事保護し、帰宅。腐敗臭と糞尿だらけの環境から、清潔で暖かい衣装ケースに移動してもらうことに成功したのでした。

夜にヒヨコを保護
夜にヒヨコを保護

 早速ヒヨコたちに水をあげますが、その際は必ず体温に近いぬるま湯にしてほしいとのこと。ヒヨコは体が小さいため、冷たい水を飲むと一気に体温が下がって弱ってしまうのだそうです。ぬるま湯をあげるとヒヨコはすぐに近寄ってきて、2羽そろって飲む、かわいい姿を見せてくれました。

水を飲むヒヨコたち、かわいいです
水を飲むヒヨコたち、かわいいです

 このままエサもあげたいところですが、保護直後は環境が大きく変わるもの。このタイミングでエサをたくさんあげると緊張でうまく飲み込めない、消化不良を起こして体調を崩すといった可能性があるそうです。そこでまずは安全な場所で安心して眠れる状況を確保し、エサは明日あげることに。

 翌日。ヒヨコたちの様子を見てみると、嬉しいことに2羽とも元気いっぱいなようです。水を飲めていること、元気そうであることから、ヒヨコ用のエサをあげてみることに。ヒヨコは食べたいときにいつでも食べられる量のエサを入れておくといいそうです。衣装ケースの中にエサを入れた皿を置くと、ヒヨコたちは恐る恐る近付いていって……やがて夢中になって食べはじめたのでした。

エサも食べてくれました、一安心です
エサも食べてくれました、一安心です

鶏小屋の掃除に行ったものの……

 その後じゃぱちきさんは、親鳥がいる鶏小屋の掃除をしに行くことに。前日にヒヨコを連れて行ってしまいましたが、ニワトリたちは特に警戒することもなく、エサもしっかりと食べていました。

 早速掃除をしようと床を掘り返しますが、とんでもない臭いに思わずえずいてしまいます。この小屋の床には土が敷いてあるように見えますが、これは土ではなく、何年も堆積したニワトリのフンが乾燥して粉になったものなのだとか。軽く掘り返した部分には、大量のウジムシが湧いていました。

 この時点で掃除をしてどうにかなる問題ではないことが明らかになったため、新たな小屋を作ることに。敷地内に生えている木を切って整地をして、穴を掘ってコンクリートブロックで基礎を作って、木材を切ってビスを打っていくと……やがて立派な鶏小屋が完成しました。

敷地内に新たな鶏小屋を作ります
敷地内に新たな鶏小屋を作ります

 じゃぱちきさんによると、鶏小屋を作る際には大切なことが3つあるそうです。1つ目は「通気性」、風の抜け道がないとアンモニア臭や湿気がたまってしまい、前の鶏小屋のような状況になってしまいます。しかし前面を金網にすると冷たい風が当たり続けて体温低下の原因になるため、通気性を保ちつつ、ニワトリが風を避けられる場所が必要なのだとか。

新たな鶏小屋が完成しました!
新たな鶏小屋が完成しました!

 2つ目は「害獣対策」。イタチ、キツネ、ヘビなどの生き物が一日中ニワトリを狙っていて、小さな隙間や地面から鶏小屋の中に侵入してくるのだとか。そのため土台にブロックを使う際は最低でも20センチ掘る、床を板にするなどの工夫が必要となるそうです。

 3つ目は「掃除のしやすさ」。この鶏小屋は扉を左右に1カ所ずつ、計2カ所作り、どちらからも掃除ができるようにしたそうです。また小屋の中には砂場スペースを作り、ニワトリたちがいつでも砂浴びができるようにしました。

 本当は今すぐにでも新たな鶏小屋に引っ越してもらいたいところですが、無理やり捕まえるとニワトリたちに、一生消えないトラウマを植え付けてしまうかもしれません。そのためヒヨコと同じように夜になってから捕獲し、移動させることに。

 翌日。新たな鶏小屋に引っ越ししたニワトリたちはみんな床にある砂場スペースにいて、エサを食べていました。またあちこちにフンがあることから、小屋の中のスペースを広く使ってくれているようです。どうやら新たな鶏小屋はニワトリたちにとって、安心して過ごせる環境のようですね。

新しい鶏小屋を気に入ってくれたようです
新しい鶏小屋を気に入ってくれたようです

 保護したヒヨコたちも元気で、本当はすぐにでも親元に帰してあげたいと思っているそうです。しかし外気温が5~8度と低く、ヒヨコたちはまだ羽がしっかりと生えそろっていません。寒さによって命を落としてしまう可能性があるため、暖かくなるまでこのまま家で育てていこうと思っているそうですよ。

 なお今回保護したヒヨコたちの名前を募集しているそうなので、いい名前が思いついた人は動画にコメントを寄せてみると良いかもしれません。

「尊敬するわ」「こんなん応援するしかねぇ」と反響

 動画には、「この人まじですごすぎる。優しい人すぎて泣けてきた」「中々投稿されないなーと思ってたら小屋をイチから作ってたのか!そりゃ時間掛かるわ。すごいなアンタ尊敬するわ」「小屋作りすごすぎる、みんな元気に育ってほしい」「こんなん応援するしかねぇ」「みんなが避難するレベルの汚い床でも卵を温めるため飲まず食わずでずっと地面の方にいたお母さん、産まれた後もヒナと一緒に下で生活していて愛情を感じました。親子が保護されて本当に良かった」といったコメントが寄せられていました。

 じゃぱちきさんは今後も鶏たちの保護について、YouTubeチャンネル「じゃぱちき【Japanese Chicken】」の他に、Instagramアカウント(@japachicke)やTikTokアカウント(@japachicke)で発信していくそうです。

「じゃぱちき【Japanese Chicken】」動画まとめ

捨てられた鶏小屋にいた瀕死のヒナを連れて帰ると…
捨てられた鶏の現状がやばすぎた…
@japachicke

捨てられた鶏の現状がやばすぎた…⑧ #ニワトリ #鶏鶏保護 #飼育

♬ オリジナル楽曲 – じゃぱちき – じゃぱちき
1/27(火)9時からスマイルセール開催。まずはエントリーから

※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Copyright © ITmedia Inc. All Rights Reserved.

求人情報