田んぼの用水路で捕獲した、小さなウナギのような生き物を育ててみたら、半年後……。驚きの姿を紹介する動画がYouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で、17万回以上再生されています。

ウナギのような小さい生き物を育てて半年後こうなりました。
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田んぼの用水路で捕獲した“ウナギっぽい生き物”

 動画を投稿したのは、自然や生き物の姿を発信しているYouTubeチャンネル「真釣ちゃんねる」のまつりさん。以前は田んぼの用水路で“つまようじ”サイズのウナギっぽい生き物を捕獲し、1カ月飼育する様子を紹介しました。今回はその生き物の、飼育半年後の姿を見せてくれるようです。

半年前に用水路で捕獲した、ウナギっぽい生き物
最初はつまようじサイズでしたが……?

 最初はつまようじサイズだった生き物は、半年経過した現在ではだいぶ大きくなったようです。しかし撮影時、水槽に設置された隠れ家の中に隠れてしまっていたため、全身を見ることができません。

飼育開始から半年後、どのくらい大きくなったのでしょうか

 そこでエサの冷凍アカムシを使って、おびきよせてみることに。ですが撮影のためにライトを付けているせいかちょっぴり警戒モードで、目の前にあるアカムシに食いつこうとしません。普段はアカムシをあげると匂いに反応して、一瞬で食いついてくるそうです。

ちょっぴり警戒モードな様子

 隠れ家に潜んでいるこちらの生き物の名前は「タウナギ」。見た目が似ているため名前に「ウナギ」と付いていますが、食用として流通しているウナギとは全く別種の魚です。

 夜行性の魚だというタウナギはエラが小さく、空気呼吸に適応した体のつくりをしています。このタウナギは普段人工水草に体を巻きつけ、すぐに水面に顔を出せる位置でじっとしていることが多いそうです。

 まつりさんは以前にもタウナギを飼育した経験があり、その個体は体長が70センチほどあったのだとか。しかしいなくなってしまったため、半年前から飼育しているこの個体の成長を観察することがとても楽しいのだと話します。なお今回はピンセットでひとつまみした量のアカムシを与えましたが、普段はこの5倍かそれ以上の量を食べているそうですよ。

自分でアカムシを拾い、食べてくれました

 まつりさんによるとタウナギは目も退化しているのだとか。一応小さい目玉はあって光を感じること、目の前を動くものを見ることはできるそうです。とはいえ基本的には獲物の匂いや獲物が発する振動を感知して、捕食しているのだといいます。

 実はヒレも退化していて、強い遊泳力を持つタイプの魚ではないとされています。そんなタウナギにはウロコもなく、代わりに体からぬめりを出すそうです。さらにそのぬめりで体を覆って体の乾燥を防ぎ、低温期には泥の中に潜る行動が知られているのだとか。そのためまつりさんは「足さえ生えてしまえばもう両生類になるんじゃないか」と思っているそうですよ。

 そんなタウナギは、本州以南で見られる個体の多くは、中国などから移入されたと考えられています(沖縄の個体群は在来とされることがあります)。九州ではその姿をほとんど見かけないものの、生息数が多い場所では田んぼのあぜに穴を開け、水を抜いてしまうという被害も起きているのだとか……。

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タウナギの飼育環境

 このタウナギは現在20センチ四方のキューブ水槽に、投げ込み式のフィルターを入れて飼育している状態とのこと。前述の通り口から直接呼吸をするためエアレーション、いわゆるブクブクがなくても飼育はできている状態です。ただしエサやフンで水が汚れるため、フィルターはあった方がよさそうですね。

 またタウナギの脱走を防ぎつつ、呼吸がしやすいようにするため、水槽の水は半分ほどしか入れていないそうです。タウナギは強い生命力を持つ生き物ではありますが、さすがに脱走して干からびてしまうと助からない可能性があるため、脱走しないよう注意しているそうですよ。

 飼育環境を説明した後はタウナギをいったん他の容器に移し、水槽や人工水草に生えてしまったコケの掃除をすることに。コケ掃除が終わったらタウナギを手に乗せ、どのくらい大きくなったかチェックしてみようと考えているようです。

まずはタウナギを別の容器へ

 タウナギが脱走しないように注意しながら掃除を終えたら、手首までしっかり洗った手のひらに乗せてみることに。続いて観察ケースに入れて観察してみたところ、飼育開始時と比べて太さは5~6倍、長さは2倍以上、体積は10倍くらいになったと感じたそうです。この1~2カ月で急激に成長したように感じるというその体長をざっくり測ってみると、16センチ弱ほどありました。

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サイズを比較

飼育初日と比較すると、かなり大きく太くなりました
体長は約16センチもありました

 なおタウナギは肉食の魚であり、自然界では生きたエビや小魚などを好んで食べているそうです。まつりさんは個体差があるとしつつも、肉食の魚を飼育する際は水深が浅く、狭い水槽の方がよく慣れる傾向にあると思っているのだとか。またこれまでの経験上、特に導入直後はしっかりと健康状態を観察できるうえにエサの食いもよくなると感じるため、小さめの水槽で飼育しているそうですよ。

 ちなみにタウナギはよく慣れると、人の手からエサを食べてくれることもあるのだとか。普通の川魚と比べるとかなりペット性が強く、かわいい姿を観察できる魚なのだそうです。

 その後掃除した水槽にタウナギを戻して、改めてタウナギや水槽を観察することに。タウナギは水面に落ちてくる獲物の振動などを感知する性質があること、強い水の流れは好まないといわれていることから、フィルターはかなり弱めにしているそうです。そのためフィルターのろ過能力がやや低くなってしまい、水が少し汚れがちなのだそうです。

人工水草からひょっこり

 とはいえこのタウナギを捕獲した水路は、かなり水が流れていたとのこと。まつりさんは常々、どんな魚でも「そういわれているからそうだ」ということはなく、人間と同じように生き物たちにも個体差があると自論を語りました。

 なおタウナギの寿命は5~10年ほどとされ、飼育環境によってはさらに長生きすることもあるといわれています。まだ1歳にもなっていないと思われるこのタウナギがどんな風に成長し、どのくらいの大きさになるのか……今から楽しみですね。

愛嬌があってかわいいタウナギなのでした

 説明をする間も人工水草に巻き付いたり、葉っぱの間からひょっこり顔を出したりとかわいい姿を見せてくれたタウナギ。最後はゆっくりと水面から顔を出し、呼吸する姿も見せてくれたのでした。

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このまま元気に育って」「おとなしいしかわいい」と反響

 動画には、「半年でこんなに大きくなるのですね~」「タウナギってこんなに可愛いんだ!」「タウナギ、名前は聞いたことありましたが。初めて実際の映像を見させていただきました」「うちでも同じくらいのサイズで採ったのをすでに10年くらい飼ってます。金魚の粒餌に餌付いて結構楽してます」「このまま元気に育っていって欲しいですね」「ウツボみたいな体型ですけどおとなしいしかわいいですね」「タウナギか。 一度飼育してみたかったな」といったコメントが寄せられていました。

 まつりさんはこのほかにも、飼育しているたくさんの生き物たちの様子をYouTubeチャンネル「真釣ちゃんねる」で公開中です。

小さなウナギのような生物育てて1ヶ月経ちました。
生き物屋敷を作りたくて古い民家を買いました。
足が3本のカニを飼育して1年が経ちました!

動画提供:YouTubeチャンネル「真釣ちゃんねる

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