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山の中の用水路で3本足の小さなサワガニを発見、連れ帰って飼育してみたら……。1年後、脱皮を重ねて立派に育った姿を紹介する動画がYouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で、21万7000回以上再生されています。
水路で捕獲した“足が3本しかないカニ”
動画を投稿したのは、自然や生き物の姿を発信しているYouTubeチャンネル「真釣ちゃんねる」のまつりさん。以前は釣りをしていた友人から助けを求める電話を受け、駆け付けた際の様子が話題となりました。今回は1年前に山の中の水路で発見し、飼育している3本足のサワガニ「ミサワ」くんの近況を紹介してくれるようです。
1年ほど前のある日、まつりさんは友人と一緒に山の中の水路でガサガサをしていました。そこで、両方のハサミがなく、足が3本しかないサワガニを発見。この状態でどうやってエサを食べて生きていたのか気になったため、自宅へと連れ帰って飼育することにしたのでした。
連れ帰ってきたサワガニにエサをあげてみると、足が3本しかない状態でもしっかりとエサを食べる姿を見せてくれました。サワガニは雑食性のカニであり、植物の葉や岩に生えたコケなども食べるため、野生ではそういったものを食べて暮らしていたのかもしれません。
このサワガニがなぜ足やハサミを失ってしまったのか不明ですが、サワガニを食べる天敵に襲われたり、サワガニ同士の争いに巻き込まれたりした可能性がありそうです。しかし足が3本しかない現状で同じようなトラブルに巻き込まれてしまったら、逃げることは難しそうですね。
脱皮を繰り返し再生する!
しかしまつりさんによると、サワガニのような甲殻類は足やハサミを失ったとしても、脱皮をすれば再生するのだとか。このサワガニも飼育を始めて2~3カ月で1回目の脱皮を成功させ、見事に片方のハサミと足の再生に成功したそうです。
そして「ミサワ」くんと名付けられたサワガニは数カ月後に、2回目の脱皮にも成功。唯一再生していなかった反対側のハサミも小さいながら生えてきて、見事な完成体となったのでした。なおこのころには、最初から二回りくらい体が大きくなっていたそうですよ。
その後3度目の脱皮も成功させ、ハサミも一回り大きくなったというミサワくん。脱皮を重ねるにつれて、少しずつ本来の体のパーツのサイズに近付いていっている感じがしたそうです。
しかしここでカニの口元にあり、エサをしっかりとはさみ込む役割などがある「顎脚(がっきゃく)」という部分が少々浮いているのに気付きました。脱皮を失敗して変な癖がついてしまっている可能性はありますが、エサは問題なく食べられています。
飼育を続けて1年経過した現在。足とハサミを全て再生したミサワくんは、1カ月ほど前に4度目の脱皮も成功させたそうです。サワガニというとオレンジっぽい色合いを想像する人が多そうですが、特に脱皮直後のミサワくんは黒っぽい色合いをしていて、なかなかカッコいいそうですよ。
なお、サワガニを含む甲殻類は、脱皮の際に脱いだ自分の殻(脱皮殻)を食べて栄養にする習性があるそうです。4回目の脱皮をしたミサワくんも数日掛けて脱皮殻を食べていたそうなので、さらに大きく成長するのかもしれません。とはいえミサワくんはもともと体が小さかったため、まつりさんが飼育しているサワガニの中でも一番体が小さいのだとか……。
ミサワくんの飼育環境
そんなミサワくんは現在、シンプルなレイアウトの小さなガラス水槽で飼育中。こまめに水替えをして清潔を維持できるように水深を浅くしているけれど、そろそろろ過フィルターが付いた水槽に引っ越したいと考えているのだそうです。
実は一度ろ過フィルター付きの水槽に引っ越してみたことがあるものの、石の隙間などに隠れてしまい、姿がほぼ見えなくなってしまいました。そのときはミサワくんの体の状態をしっかり観察したかったことから、現在のシンプルな飼育環境に戻したのだとか。
ミサワくんの水槽について説明したところで、いったんエサを与えてみることに。エサは人工飼料や野菜の切れ端、水草や冷凍アカムシ、魚の切り身などなんでも食べるそうですが、本日はクリル(乾燥オキアミ)をあげてみることにしました。
クリルを食べやすい大きさに折り、ピンセットで目の前に近付けてみると……ミサワくんはハサミを使ってすばやくクリルを受け取り、流木の陰に隠れて食べはじめました。エサを受け取る姿も、ハサミを使ってエサをちぎりながら食べる姿も、なんとも愛嬌があってかわいいですね。
なお、気になっていた顎脚の変形については、前回の脱皮で元に戻ったらしいとのこと。最初は両方ともなかったハサミが再生し、3本だった足が生えそろい、浮いていた顎脚も元に戻った……そう考えてみると、サワガニの再生力と生命力の強さには驚くばかりです。
エサを食べるミサワくんを観察しつつ、ミサワくんの新居として「少し広めのろ過フィルターつきの水槽を用意したい」と話すまつりさん。ろ過フィルターを付けるとなればある程度の水量が必要となり、そうなると陸地も必要となってきます。また脱皮直後の体が柔らかくなった状態でも攻撃をすることがない、メダカなどの小さな魚も混泳させたいと考えているのだとか。
そんな理想が詰まったミサワくんの新居を用意するため、DIYをすることに。平たい「こんぺい石」を割ったり組み合わせたりしつつ接着し、アーチ状に組み上げていきますが意外と難しく、作業が思いのほか長引いてしまいました。陸地を完成させて新たな水槽を作り上げ、そちらにミサワくんをお引越しする様子は次回の動画で紹介しようと考えているそうです。
「生命力に感動」「これからも元気で」と反響
動画には、「泣いてしまったわ」「生命の神秘というか、こんなに再生するんだね」「これからも元気でいてほしいと願わずにいられません」「足3本になっても生き抜いて脱皮を繰り返しながら全部の手足を再生した生命力に感動!今は自由に動けるしハサミがあるから食事も不自由がなくて完全体ですね」「こうやって小さな命を救い、みんなにその経過を見せてくれるこの動画は尊い」といったコメントが寄せられていました。
まつりさんはこのほかにも、飼育しているたくさんの生き物たちの様子をYouTubeチャンネル「真釣ちゃんねる」で公開中です。
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