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築60年の団地で1人暮らしをする男性のライフスタイルが、YouTubeで紹介されています。動画は記事執筆時点で6万6000回視聴を突破、3500件を超える“高評価”が寄せられています。
動画を投稿したのはYouTubeチャンネル「穴ぐら男の物語」を運営する「穴ぐら」さん。築60年の団地で1人暮らしをする40代の男性で、1人飯の料理の様子や、ノスタルジーを感じる日常の風景を発信しています。
昼食を作ります
この日も穴ぐらさんは整頓されたキッチンに立ち、昼食の準備を始めていきます。冷蔵庫から取り出したのは、ひき肉・玉ねぎ・調味料など。玉ねぎをみじん切りにしてフライパンに入れ、おろしにんにくと一緒に炒めます。玉ねぎに火が通ったら豚ひき肉を一緒に炒めて、カレーペースト、トマトケチャップ、七味とうがらし、山椒、みりん、しょうゆ、水を入れて混ぜながら煮込み、米粉でとろみをつけます。



小ねぎを刻み、目玉焼きを焼き、ご飯と共に盛り付けたら和風キーマカレーの出来上がり。前日の残り物だという大根と鶏肉のポン酢煮を添えていただきます。

和風キーマカレーは香辛料は強すぎず でもしっかりした味とのこと。山椒と七味と小ねぎの風味がなんだか懐かしさを感じさせてくれるといいます。食べ終わったら慣れた手つきでお皿を洗っていきます。
購入した絵を飾ります
団地の窓からは美しい夕焼けが見えます。美しいものを見ると感動するという穴ぐらさんは、日常の中でも美しいものに触れていたいと思い、絵を購入しました。丁寧に梱包を開くと出てきたのは、青系の背景に白い花が描かれた、美しい絵画でした。

裏面にヒモを付け、壁の開いている部分に設置していきます。角度を慎重に調整して飾ったのは、フィンセント・ファン・ゴッホの名画「花咲くアーモンドの木の枝」(1890年)の複製画。ゴッホが愛する弟のテオに息子が生まれた事を祝って贈った一枚です。
穴ぐらさんは、「ゴッホの生涯は暗い部分も多くあると言われているけど、その中に光の部分がある。その光が暖かくて優しくて、なんとなく惹かれるものがある。私はその陰影が好きなのかもしれない」と思いを語りました。


「生活感」は小さな歴史
穴ぐらさんはこの団地に住み始めてから、古い家具を増やしたとのこと。無機質なものと、そこに歴史が刻まれたもの、その隔たりに美しさがある。そこに歴史を感じるものに惹かれるのだが、「生活感」というものも私は小さな歴史だと思っている……と静かに続けます。
例えば2枚食べて6枚になった8枚切りの食パン、買ってきたけどなかなか使わずに冷蔵庫の中でしおれていたのを見て、慌てて空き瓶に挿した小ねぎ、いつの間にか乱雑に敷き詰められていた調味料など。どれも意図をせず、生活をする中で自然に作られた形。私たち自身も今もなお歴史を刻み続けている美しいものだと思っている……と、穴ぐらさんの感性を表現する、すてきな言葉で動画を結びました。



「いつも丁寧な暮らしを見せてくれて有難う」「尊敬します」と反響
動画のコメント欄には「夕暮れの団地の風景。昭和なノスタルジーを感じます」「いつも丁寧な暮らしを見せてくれて有難う」「個性的でセンスのいいお部屋デスね。申し分のない生活をしておられる尊敬しかありません」「穴ぐらさんのvlogに、なぜひかれるのか今よく分かりました。あなたの朗読が上手なんだよなあ~~。いつもジワ~っと心に侵入して来ます」「とてもオシャレな部屋ですね」「料理している人を見ていると、幸せを感じるのです。玉ねぎを切る音。たまごをフライパンに入れてジュッとなるところ。食べ終わった器を洗うとき。全てがいとおしくて、美しい日常です」「いつもながら手つきと手際のよさに感服します」といった声が。海外の視聴者からの共感や称賛の書き込みも多数ありました。
穴ぐらさんはYouTubeチャンネル「穴ぐら男の物語」の他、Instagram(@anaguraotoko)でも、日々の暮らしを発信中。
簡単でおいしいご飯は、書籍『孤独を満たす一人飯 – 一人暮らしの楽しみ方と、簡単で地味なおいしいご飯50 』(ワニブックス/2025年11月21日発売)で詳しく見ることができます。
「穴ぐら男の物語」動画まとめ
動画提供:YouTubeチャンネル「穴ぐら男の物語」さん