ダイソーで発見・購入した理想のザルを活用して、食虫植物を育てる方法を教えてくれる動画がYouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で1万6000回以上再生され、「もってこいですね」「勉強になりました」といった反響を呼んでいます。
100均で見つけた理想のザル
動画を投稿したのはYouTubeチャンネル「らんまるの園芸チャンネル [BotanicaLife]」。寒い北の大地で暮らす「らんまる」さんが「室内でもきれいに健康に」をテーマに、観葉植物の育て方を発信しています。以前には、セリアのプラ鉢に観葉植物を植え付け、珍しくもオシャレな形に飾り付ける方法が話題になりました。
今回は100均で発見したらんまるさん史上最も“鉢じゃない鉢”である、白色のプラスチック製のザルをご紹介。ザルを鉢にするという手法は昔からよく用いられていて、特に多湿栽培や植物根量をアップしたいときに便利なのだそうです。またこのザルは“ザル鉢マニア”ならんまるさんが「こういうのが欲しかった!」と、追い求めていた形を完全再現しているのだとか。
らんまるさんが見つけた商品の名前は「コッポ ザル17」。ザルとボウルはセットではなく、別々で販売されています。らんまるさんはダイソーで見つけましたが、もしかすると他の100均でも販売されているかもしれません。
植物をザルに植えるメリット
植物をザルに植えるメリットとしては、「用土の腐敗を防げる」ことが挙げられます。特に多湿系の植物を湿らせておくと通常の鉢ではなかなか空気が入らず、ドブ臭くなってしまうことがあります。これは湿った用土が鉢底で腐敗し、酸素が少ない環境を好む嫌気性菌が繁殖。発生したアンモニアやメタンなどのガスによって、悪臭が発生してしまうのです。
嫌気性菌の繁殖を防ぎたい場合は鉢に穴を開けるか、スリットがある鉢を使用すると、好気性菌が優位になって腐敗ガスが出にくくなります。以前のらんまるさんは鉢にはんだごてで穴を開けていましたが、途中から側面に多数の穴が開いたペン立てに植え付けをするようになりました。そしてペン立てがいっぱいになった後は、ザルを使って植え付けをするようになったのです。
ザルに植え付けるとザルとボウルの間に隙間ができて、空気を供給することができます。ただしこれまで使っていたザルには1つだけ、目が細かいという難点がありました。植物が育つとザルの目から根が出てきますが、目が細いことから植え替えの時に根が切れてしまっていたのです。
その点、今回の「コッポ ザル17」は目が大きいため、根に対するダメージが軽減できそうです。さらに空気穴もあるため、空気の供給という面から見ても問題なさそうですね。
植物には根が切れない方がいいものと切れても問題ないものがあり、一例としてランの仲間である「ジュエルオーキッド」の根は伸びて基本分岐しないため、切れたらアウトなのだとか。
逆に根が分岐しやすく、分岐することで水や栄養を最も吸う根先が増える植物もあります。盆栽などの場合は本格的な鉢に植え付ける前にザルであえて根を切り、成長を加速させることも。根切り目的の場合は、ボウルを付けないという手もあります。
ザルに植えるおすすめの植物
ザルに植える植物のおすすめは多湿系の食虫植物やシダの仲間であり、これらは普通の植物よりも育てやすくなる気がしていると話すらんまるさん。この後は購入してきた「コッポ ザル17」に、食虫植物の1種「ヘリアンフォラ マクドナルダエ」を植え付けていきます。
まずは用土の表面に生えているコケを取り、ヘリアンフォラの枯れ葉を丁寧に取り除きます。そしてザルの下2センチほどの部分には軽石を、その上にはネオソフロンα(木のチップ、モルバークでも可)を入れてヘリアンフォラを植え付けました。
食虫植物は栄養が少ない土地で虫を食べながら育つため、肥料が濃いと根が傷んでしまいます。肥料を入れれば育つけれど追肥の加減が難しいため、らんまるさんは用土を工夫しています。
その後は最初に取っておいたコケを、ネオソフロンαの表面に戻します。そして鉢底から汚い水が出なくなるまで水をかけ流せば、植え付けは完了です。
ただしこのヘリアンフォラはもともと多湿で育てていたことから、この状態でむき出しにしておくと数日でシワシワになり、ダメになってしまうかもしれません。そこでこれを覆うケースとして、おすすめの商品だというダイソーの「透明コレクションケース 組み立てタイプ」を使用します。ケースを組み立てたら底にダイソーの「猫よけマット」を切って敷き、その上にザルを設置しました。
置き場所については窓辺などで問題ありませんが、ヘリアンフォラは高温に弱い点に要注意。らんまるさん宅ではLEDライトの下で、レースのカーテン越しの光が当たる場所に置いています。できれば室内かつ、人工灯で管理するとのがいいでしょう。
また植え付け直後のバークチップは非常に乾きやすく、1日で乾いてしまうこともあります。特に最初は水をはじいてしまい、腰水をしても水につかっていない部分が乾いてしまうことも。そのため植え付け直後は毎日水やりをして、腰水している場合も毎日かけ流しをしてください。コケが元気な状態を目安に水をやり、バークチップに水がなじむといい感じになってきます。
肥料は基本的にやらなくていいけれど、らんまるさんは月に1回ほど液肥を薄めて葉水(霧吹きで葉に水をかけること)で与え、ついでに袋の中も液肥入りのスプレーで満タンにしてあげます。ユニークな外見をしていることが多い食虫植物は、食虫という名前が付いていますが、わざわざ虫を食べさせる必要はありません。虫が苦手でも問題なく育てることができるので、気になる人はザル栽培に挑戦してみてくださいね。
「もってこいですね」「勉強になりました」と反響
動画には、「これは特に食虫植物系にはもってこいですね。水の管理もしやすそうです」「ザル管理にバーク系水やり勉強になりました」「食虫植物、大好きなんですが 多湿にするというのがハードル高すぎて買うの躊躇する~。ザル、いいですね。植木鉢として見たことなかった」といった、たくさんのコメントが寄せられていました。
らんまるさんは、初心者でも分かりやすい植物に関する情報をYouTubeチャンネル「らんまるの園芸チャンネル [BotanicaLife]」やブログ「BOTANICAL HEARTS」、Instagram(@botanicalife2019)、X(Twitter/@sakakkykazu)で発信中です。
「らんまるの園芸チャンネル」動画まとめ
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