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1年前や5年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回は2025年5月にYouTubeへ投稿された、50代女性がパリでひとり暮らしする部屋のルームツアー動画を紹介します。4.5坪というコンパクトな部屋での暮らし方が反響を呼び、記事執筆時点までに12万回以上表示され、1400件以上の高評価を集めています。
パリでの“うさぎ小屋生活”を紹介
動画を投稿したのは、パリ在住15年で現在はフランス国籍を持つ「まちるだ」さん。YouTubeチャンネル「フランスのまちるだ Matilda fr.discovery」では、住人目線でフランスの魅力を伝えています。
今回は40歳でフランスに移住したまちるださんが「中年おひとり様のパリ暮らし」と題して、20歳のときよりも狭い“うさぎ小屋生活”を紹介します。
前住人から家電類をまとめて購入するも……
動画は不調で買い替えた冷蔵庫の受け取りから始まります。日本とは違いスムーズに配達されるか不安がありましたが、無事に受け取れて小さなキッチンに設置できました。もちろん、冷蔵庫も小さなサイズです。
以前は家具付きの物件に住んでいて、家電などが壊れたら大家さんの負担で直してくれました。一方、現在の物件は家具付きではなく、家電などは前住人から全部まとめて500ユーロ(原稿執筆時のレートで約9万3000円)で購入したそうです。しかしその後、洗濯機はすぐに壊れ、冷蔵庫はやがて冷えなくなってきたので今回の買い替えとなりました。
寝るときは運動マットを床に敷いて使用
住んでいる部屋の広さは15平方メートル(約4.5坪)。玄関を入ってすぐのところは靴を脱ぎ履きするスペースとし、左側はトイレとシャワーが一緒になった個室があります。個室内の棚の扉は鏡になっていて、狭いながらも機能的です。
ワンルームの部屋にはドラム式洗濯機、キッチン、テーブルとチェア、カラーボックスのような棚、ソファー、窓際の備え付けの棚、扉が姿見になっている背の高い収納家具などがあります。
収納家具の横には、化粧品やドライヤー、各種小物が入っているワイヤーバスケットラックがあり、姿見の前にチェアを持ってきて化粧しています。
ソファーはベッドにもなるタイプですが、展開するのに力がいるので面倒になってしまい、今ではその後ろに置いてあるIKEAで買った子ども向け運動マットを敷いて寝ているそうです。これは、セール時に30ユーロ(原稿執筆時のレートで約5600円)ほどで購入したもの。最初は硬く感じましたが、自分の体には合っているとのことです。
ルームツアーをしながら不用品を整理
次に、大きな袋に収めてあるタオルやスリッパなどのストック品を紹介。足裏が触れる部分が畳になっているスリッパなど、パリですぐに買えないものはこうしてストックしているそうです。
不要そうなものも出てきたので、ルームツアーのついでにリサイクルショップなどに持ち込んで処分するものを整理していきます。この後は整理も兼ねつつのルームツアーとなります。
タオルのストックもいくつか出てきましたが、まちるださんはシャワーの後に手ぬぐいで体を拭いているので、来客時用に2枚だけ残してあとは処分します。また、窓際で2年間も“積読”状態にしていた本も処分してしまいます。もったいない気もしますが、コンパクトな部屋なのでこういう思い切りのよさも必要ですね。
ワイン展示会への参加時に使うアイテムとは?
窓際にある据え付けの棚には、食品や化粧品、工具、食器、バッグや傘、シャツや手ぬぐいのストック、アイロン、カセットコンロ用のカセットボンベ、そのほかの雑貨類などが収まっています。棚内部には結露する場所がありカビが発生するとのこと。冬季は冷蔵庫代わりにもなるそうです。
この棚にあるのはほとんどが実用品ですが、クリスマスのオーナメントや日本の正月飾りなど生活を彩るアイテムもあります。フランスならではのものとして、ワイン展示会に参加するときに使うワイングラス専用ポーチも紹介してくれました。そんなのがあるんだ……!
IHヒーターを使わない理由
キッチン上のつり棚には土鍋やステンレス鍋、フライパン、ボウルとザル、タッパー、グラスや皿などの食器、一部の食材、そのほかのキッチン雑貨が収められています。
加熱調理にはカセットコンロや電子レンジを使います。ポータブル型のIHヒーターもありますが、冷蔵庫の上で使うことになり熱を帯びすぎて庫内のものが溶けてしまうため、カセットコンロを使っているそうです。
パリ五輪の聖火リレーでの記念品も
洗濯機横の棚には本が並び、たくさんある帽子のストックもここにあります。帽子はもらい物が多く、パリ五輪の聖火リレーの見物のときにもらった帽子もあります。
玄関上のスペースにはヨガマットとピクニック用のゴザ、扇風機などが。床には旅行カートがいくつかあり帯と着物が入っています。背の高い収納には服や布団などを収めています。
洗濯するとそれを干すために窓際のスペースが埋まってしまいますが、「物をどかしながら生きている」といいます。
食事の様子も紹介
ルームツアーが一段落したところで食事の準備です。この日はパックされているムール貝料理とブロッコリーをそれぞれレンジで温め、バゲットをカット。レモンシロップと日本酒、炭酸水で作ったカクテルと一緒にいただきました。
食後は小さなシンクで洗い物を済ませ、床掃除をしたあと、床でブラウスにアイロンがけをします。
まちるださんが家賃の安い郊外ではなくパリ市内に住むのは、仕事の都合で帰りが深夜になることもあるから。語学留学をしていたときもパリに住んでいて、その頃とあまり変わらない生活なのだそうです。ひとり暮らしの学生みたいな生活も楽しいのだとか。
今回ルームツアーをやってみて、ミニマリストにまでは至っていないことを自覚したとのこと。「さらに減らしていきたいと思います」と片付けへの意欲をのぞかせています。
「わくわくします!」「尊敬ですよ!」と反響
パリのコンパクトな部屋でのひとり暮らしの様子に、「ソコがParis と言うだけで(私には)夢のお城のように思えます~」「限られたスペースで素敵な生活です!」「コンパクトなお部屋に好きな物が詰まってる感じわくわくします!」「物価の高いフランスで何十年も生活していけるのが凄いし、尊敬ですよ!」「狭いアパルトマンに住んでても自分のやりたいように生きてるから凄くかっこいいと思います!」「限られたスペースで素敵な生活です!」「収納があちこちにあって、機能的に暮らしていらっしゃるなと思いました」という反応が寄せられています。
まちるださんが伝えるパリの暮らし
画像提供:YouTubeチャンネル「フランスのまちるだ Matilda fr.discovery」









