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平成初期、ある業界に内職で携わっていた女性の記録がX(Twitter)で話題です。投稿は記事執筆時点で220万回以上表示され、3万3000件以上の“いいね”を獲得しています。
平成初期にアニメの仕事を請けていたお母さん
投稿者はXユーザーのロッズ(@rods_skyfish)さん。母親が内職をしていた頃の資料を発見し、思わず「すごいのが出てきた」と公開しました。
その資料とは、とあるアニメスタジオ宛てに書かれた請求書の写し。お母さんは大手アニメ製作会社からの孫請けで、仕上げ工程における「彩色」を手がけていたのです。
セル1枚の彩色で70円の内職
彩色とは、かつて主流のアニメ製作手法であった「セルアニメ」の工程。セルロイド製の透明シート(セル)に動画担当が描いた絵を、「アニメカラー」と呼ばれる専用塗料で着色する作業です。
請求書の「品名」欄には、「味っ子(ミスター味っ子/1987-1989年)」「ハッチ(昆虫物語 みなしごハッチ/1989-1990年のリメイク版)」「ブリンク(青いブリンク/1989-1990年)」などの作品名がずらり。ヘッダーには「1年7月3日」とあり、請求書は平成元年(1989年)のものと思われます。
賃金はどの作品も一律で、1枚あたり70円。ちなみに、当時の最低時給は東京で525円です(参考:東京労働局の資料)。
当時の貴重な資料も続々
ほかにも、お母さんが彩色に使っていた筆やペンなど、ロッズさんは当時の品を続々と発掘。練習用の「What’s Michael?」の線画や、何らかの理由で納品されなかったセル画など、貴重な品がそろっています。
「アニメは内職に支えられていたのか」「涙が出る」と反響
当時の業界の一面を物語る投稿には、「セル画塗りって内職でまかなわれてたのか」「バブル崩壊前の平成元年に、セル画291枚塗って2万0370円……」など、驚く声が多数。「大変お世話になりました」「涙が出る。俺らが楽しんでたアニメはほんとにさまざまな皆さんの地道な内職で成り立っていたんだなあと」といった声もみられます。
ロッズさんは反響を受けて、「母がセル画を塗っていた光景をよく憶えています。専用の絵の具のにおいとかも」「母もお金目当てというより、塗るのが楽しくて好きでやっていたので続けられたんだと思います」とコメント。お母さんに発注していたスタジオは、今もなお業界で活躍しているとのことです。
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画像提供:ロッズ(@rods_skyfish)さん
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