ねとらぼ
2026/05/01 22:05(公開)

静岡の浜辺を歩いていると…… 遭遇した“幻の生き物たち”に「珍しいですね!」「見てて飽きない」

 静岡の砂浜を探索して、次々と珍しい生き物を発見していく動画がYouTubeで話題です。動画は記事執筆時点で5万1000回以上再生され、1000件を超える高評価を獲得しています。

漁港に落ちていた「謎クラゲ」が実はとんでもない幻の魚でした
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静岡の砂浜で深海生物を探す

 動画を投稿したのは、珍しい生き物や深海魚、外来種を発見・捕獲しているあらかわさんです。自身のYouTubeチャンネル「あらかわちゃんねる」では、生き物を見つけるため海へ潜ったり、ガサガサをしたりする様子を投稿しています。以前は静岡県の浜辺で珍しい光景に遭遇した際や、湯気の立つ怪しげな用水路に網を入れてみた際の動画が注目を集めました。

 今回話題を呼んだのは、生き物を探して静岡県の浜辺を探索する動画です。深海生物であるアンコウが港に上がってきているという情報が寄せられたことから3時間かけて遠征し、その実態を調査していきます。

 遠征の前にまずはライトやバッテリー、ヘッドライトなど必要の装備を準備。そして準備中に連絡を取り合った3人と、あらかわさんを含む4人で深海魚を探しに行くことになりました。

ライトを頼りに、夜の砂浜を調査します
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夜の砂浜には死滅回遊魚が……

 夜の砂浜を歩いていると、死滅回遊魚(本来は暖かい海にいる魚の幼魚が海流に乗って北の海まで流れ着き、冬を越せずに死んでしまう魚)のサザナミフグやイシガキフグの死骸を発見。この魚たちは今年の寒波の影響で打ちあがってしまったけれど、本来は命を落とす運命ではなかったようです。

 続いて砂浜に打ち上げられた、ウナギやアナゴの子どもだと言われているレプトセファルスも発見。水面には死滅回遊魚のハギやニザダイの仲間らしい魚の死骸が浮き、波に揺られていました。

ウナギやアナゴの子どもである、レプトセファルス
ウナギやアナゴの子どもである、レプトセファルス

 あらかわさんによると今年は大寒波の影響を受けて、これまで越冬してきた熱帯魚たちが打ちあがってしまっているとのこと。かわいそうではありますが、この寒波を乗り越えて春を迎えたパワフルな熱帯魚たちが繁殖し、命を繋いでいくことが自然の摂理なのかもしれません。

 さらに歩いていくと、巨大な丸太の上に全長1メートルほどのミズウオが打ちあがっていました。せっかくなので、胃袋に何が入っているのか調べてみることに。胃袋を開けてみるとユウレイイカと釣り餌、海藻とヤリイカと思われるイカが入っていました。なかなかグルメな個体だったようです。

大きなミズウオを発見
大きなミズウオを発見
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深海生物や珍しい魚を続々と発見

 次は寄生虫が胸元に付いている、砂浜に打ちあがったばかりの小さなキュウリエソを発見。深海魚は陸がわからないため、一度打ちあがってしまうと自ら帰ることはできないとのこと。直接触れないように砂ごと海に返しましたが、深海に帰ることができるかどうかは魚の運と体力次第だそうです。

深海魚のキュウリエソ

 さらにミミズにそっくりなユムシ、2匹目のミズウオを発見し、巨大なハダカイワシの仲間の捕獲にも成功。体に目や的のような模様があるマトウダイの子ども、深海生物であるハダカエソも捕獲できました。生きたハダカエソの映像は、かなり貴重なものなのだそうですよ。

巨大なハダカイワシの仲間
巨大なハダカイワシの仲間
生きた姿を捉えた映像すら貴重なハダカエソ
生きた姿を捉えた映像はかなり貴重なハダカエソ

 続いてはホタルイカと、1メートルほどある大きなサルパを発見。サルパは小さな無数の命が集まっている生き物で、切れても分裂して別の個体になるのだとか。サルパの群れの近くには、大量のカタクチイワシが光り輝きながら泳いでいました。

なんとも不思議な生き物・サルパ
なんとも不思議な生き物・サルパ

 その後ハナビラウオが入っている巨大なクラゲと、浮遊する小さな魚を発見し、捕獲することに成功しました。この水中にふわふわひらひらと浮遊するアンコウは、アンコウ鍋に用いられる巨大な魚・アンコウの子どもとのこと。アンコウは大型の魚で、成長したメスの体長は最大1.5メートルにもなります。この小さな体がそこまで大きくなるだなんて、とても信じられないですね……!

非常に貴重なキアンコウの子どもを捕獲
非常に貴重なキアンコウの子どもを捕獲

 その後も大量のサルパの中にアジの仲間の小型個体であるカイワリ、深海性のツツイカ、ハナオコゼの幼魚、クラゲノミなどの生き物を次々と発見します。

朝の港で出会ったクラゲに紛れた幼魚

 やがて朝を迎えましたが、朝の港にも大量のクラゲやサルパが泳いでいて、死滅回遊魚のブダイやヒブダイ、クロオビエビスの死骸も浮かんでいました。さらに深海性のアナゴ・ホラアナゴの仲間、オビクラゲ、透明な体を持つ深海性のイカ・トウガタイカ、ハナビラウオの仲間の幼魚などが次々と姿を見せたのでした。

ハナビラウオの仲間

 なおハナビラウオの幼魚は透明な体の色を生かして、クラゲに紛れて生活をしている魚です。ただし大人になると体の色が真っ黒になるという、不思議な生態も持っています。沖縄の方にはカクレクマノミというイソギンチャクに一生依存して暮らす魚がいますが、ハナビラウオは幼少期だけクラゲに依存して暮らすという、なんとも不思議で面白い魚なのです。

捕獲した生き物たちのその後

 探索を終えたあらかわさんはその後、埼玉県川越市にある「アクアパーク川越」の水槽に捕獲したキアンコウとイボダイ、タルマワシを導入しました。実はあらかわさんが捕獲した深海魚の一部は、アクアパーク川越に行っているのだそうです。

残念ながら
残念ながら、キアンコウの子どもは5日後に死んでしまいました

 導入したキアンコウは調子がよさそうに見えましたが、5日目には死んでしまいました。とはいえ深海生物を5~6日飼育できること自体が奇跡的であり、正直なところ「意外と長期間飼育できたな」と感じたそうです。なおその後キアンコウはアルコールに漬けて固定し、貴重な標本としました。

「見てて飽きないなぁ」「とってもかわいい」と反響

 投稿には「深海魚は珍しいですね!」「ハナビラウオとってもかわいい」「深海魚って偶然の出会いなんだけど…見てて飽きないなぁ」などの声が寄せられました。

 あらかわさんはYouTubeチャンネル「あらかわちゃんねる」のほか、X(Twitter/@turisaitama)とInstagram(@arakawa455)、TikTok(@arakawa81)で情報を発信中。さまざまな生き物を探す様子などを見ることができます。

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動画提供:YouTubeチャンネル「あらかわちゃんねる

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