ねとらぼ
2026/05/17 10:30(公開)

ダイソーの小型コンテナにミニトマトを植え、120日後…… 目を疑う収穫量に「なんじゃこりゃ!」「ワクワクする」

 ダイソーで販売しているB4サイズのコンテナでミニトマトを育て、大量に収穫する水耕栽培アイデアがYouTubeで「ワクワクする」「参考になる」と反響を呼んでいます。動画は記事執筆時点で34万回以上再生され、4600件以上の高評価を集めました。

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省スペースで“土なし・虫なし・無農薬”のミニトマト栽培

 動画を投稿したのは、家庭菜園や水耕栽培に関する動画を多数発信しているYouTubeチャンネル「みかんぼーや1987家庭菜園」。以前には、ペットボトルを使ったニンジンの水耕栽培や、バジルを省スペースで大収穫する方法が話題になりました。

 今回は100均商品を活用してできる、矮性(わいせい)ミニトマトの水耕栽培の方法を教えてくれます。矮性ミニトマトとは、背丈が低くコンパクトに育つ品種のことで、動画ではこれを“土なし・虫なし・無農薬”で育てます。

 ミニトマトは家庭菜園で育てる野菜の定番ですが、意外に場所を取るもの。しかし今回動画で紹介した方法では、B4サイズのコンテナを置ける場所と高さ50センチのスペースがあれば、室内でもベランダでも十分育てられるといいます。さらに、虫に食われることなく100個以上の収穫が期待できるとのこと。いったいどのように育てるのでしょうか。

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2種類の種を用意して比較

 今回栽培する種は2種類。ダイソーの「手間いらずミニトマト(品種:ミニヒメ)」と、サカタのタネの「レジナ」を同じ条件で栽培して、収穫量や味を比較します。どちらも発芽には20度以上の気温が必要なので、種まきは3月以降が推奨されています。ただし、室内の日当たりのいい窓際なら、9月から3月にかけての栽培も可能です。

 なお、ミニトマトは光を好む陽性植物なので、室外なら1日6時間以上日に当たる必要があり、室内でLED照明を使うなら1日10時間以上の照射が必要です。

種にレジナ(左)とダイソーのミニヒメ(右)を使用する
種にレジナ(左)とダイソーのミニヒメ(右)を使用する
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ダイソーの容器を流用して栽培開始

 使用する容器は、ダイソーの6リットルサイズのコンテナボックスです。フタを裏返して、ダイソーの鉢底ネットが入るように穴を6カ所空け、同じ位置に穴を空けたアルミシートを貼ってから鉢底ネットを穴にはめます。

 アルミシートは遮光と遮熱のために使用しているため、コンテナボックス本体の外側にも同じように貼っておきます。栽培時には、このフタを裏返したままコンテナボックス本体にかぶせて使います。

 次に種まきの準備として、ダイソーのろ過ウールを少量ずつ鉢底ネットに入れて水で湿らせます。動画では根の生育を促進するため「植物活力素 メネデール」の使用を推奨していますが、これはなくても大丈夫だそうです。

水で湿らせたろ過ウールの上に種を置く
水で湿らせたろ過ウールの上に種を置く

 種を5粒ずつ載せたら種まきは終了。この段階ではまだフタは使わず、コンテナボックス本体に浅く水を張り、種まきした鉢底ネットをそこへ直接置きます。発芽時には光は不要なのでアルミホイルで適度に遮光しておきしょう。

栽培4日目に発芽

 3月20日にまいた種を4日目の24日に見てみると、無事に発芽していました。今度は窓際に置いて、日光を浴びさせます。

 その2日後、26日にはさらに育って緑の葉も見えてきました。この段階で鉢底ネットをフタにセットして、水を満たしたコンテナボックスの上に置きます。

芽が育ってきたら鉢底ネットをフタにセットする
芽が育ってきたら鉢底ネットをフタにセットする

 このときの水位は鉢底ネットに軽く水面が触れる程度。根が伸びてきたら、少し水位を下げることで藻の発生と根腐れを防げるそうです。

苗の間引きと移植

 外がまだ少し寒い時期だったため窓際で生育して様子を見ていたところ、栽培11日目にあたる3月31日時点で良好な生育を確認しました。この段階で葉が重ならないように間引きを行い、最終的に各鉢底ネットにつき1株ずつにします。

 間引きしたものを全部捨てるのはもったいないと、今回は同じ栽培セットをもう1つ作ることにしました。ピンセットを使ってろ過ウールから苗を慎重に引き抜いて移植します。

もう1つの栽培セットに1株ずつ移植
もう1つの栽培セットに1株ずつ移植

 間引きを行った段階で本葉が少し出てきているので、コンテナボックスの水を液体肥料に切り替えます。まずは、「微粉ハイポネックス」の粉末を薄めの2000倍くらいに希釈して使用。様子を見ながら1000倍希釈に切り替えます。養液が減ってきたら水だけを継ぎ足して、週に1回全交換するのが目安だといいます。

室内栽培と室外栽培で比較する

 栽培コンテナが2つになったので、この日からは一方を室内でLED照明を使って生育し、もう一方は室外で生育して比較することにしました。LED照明は植物用のものを使い、2万5000ルクスで1日10時間照射。室外のコンテナは南側のベランダで1日6時間ほど日に当てます。室外での日光の明るさは10万ルクスほどになるそうです。

 栽培26日目にあたる4月15日の時点で比較すると、室内のコンテナが明らかに大きく成長していました。4月はまだ少し寒いので、室内の方が安定して成長するようですね。

 栽培41日目の4月30日には室外のミニトマトもかなり大きくなってきました。根も育っているため、水位を下げて根の8割ほどが養液につかるように調整します。その際、養液が濃くなりすぎないよう肥料の粉末の量も調整しました。

 一方、室内のコンテナを見てみると、なんと室外よりもさらに成長しており、花も咲いていました。

実の付きはじめ

 栽培59日目の5月18日。虫除けのネットを開けて室外のミニトマトを見ると、開花して実を付けはじめていることが確認できました。緑色のミニトマトが鈴なりになっているのが分かります。

室内では実が付きはじめた
室内では実が付きはじめた

 なお、室外では風で花が揺れて受粉が促されるのでそのまま放置しておいても実が付きます。一方、室内のものは指で揺らしたり扇風機で風を送ることで受粉して結実しやすくなります。

 室内のコンテナはこの段階でとてもよく成長しており、実もたくさんなっています。ダイソーの種の方が背丈が高いので、コンパクトに育てたい場合はレジナを選んだ方がよさそうですね。

どんどん実が育ってくる

 栽培78日目の6月6日。室外のトマトは実が大きくなり収穫まであと一歩という状態です。ここで調子の悪そうな葉は早めに除去。葉の上の方が黄色い場合は窒素不足が考えられるため、肥料濃度を調整します。根の状態は良好でしたが、水温が上がってくると根腐れのリスクが高くなるので、地面から距離を置いたり、アルミシートでの遮熱して対策しました。

 一方、室内のコンテナはダイソーの種で色づいた収穫可能な実が出てきました。ヘタの部分まで赤くなり、少し柔らかくなったら収穫タイミング。こんなに省スペースでも見事な実を付けることに驚かされます。

室内のコンテナは日々収穫に追われるように

 栽培88日目の6月16日になると室内でレジナを初収穫。レジナは赤いものと黄色のもの、ピンクのものが種の段階で元々混在しているそうです。一方、ダイソーの種は、このころには日々収穫に追われるようになっていました。

室内のレジナを初収穫
室内のレジナを初収穫

 両者を比べてみるとレジナの方が実が大きいことがわかります。この日までの収穫量はダイソーの種が59個で、レジナは15個でした。

室外でもついに初収穫

 栽培96日目の6月24日、ついに室外のコンテナでも初収穫ができました。この日はダイソーの種から5個、レジナは8個を収穫します。この日を皮切りに、室外、室内ともに良好な収穫が続きました。

室外のほうでもついに初収穫
室外でもついに初収穫

4種類のミニトマトの味を比較する

 室内と室外で全種類が収穫できたタイミングで味の比較を行います。ダイソーの方はどちらも皮が厚めで酸味が強く、一方のレジナは皮が薄く甘い印象とのこと。投稿者さんの好みはレジナの方だといいます。

 室内と室外の比較では、室内で育てたミニトマトの方が味が濃くて酸味が強く感じられたそうです。投稿者さんは「室内で育てた実は小さいため、味が凝縮しているのかもしれない」と考察しています。室外で育てたミニトマトは、全体的にサイズが大きめで酸味は少なめだったそうです。

味を比較してみた結果
味を比較してみた結果

120日目に栽培を終了、気になる収穫量は……?

 その後も収穫を続け、栽培120日目の7月18日の時点で室外のミニトマトの葉がしおれる事態に。7月になってから1日2回水を補充していましたが、猛暑のため追いついていなかったようです。

 実が小さくなってきたこともあり、ここで栽培を終了することにした投稿者さん。室内栽培もこのあたりで終わりにして、総収穫量を算出します。

室外の葉がしおれてきたので栽培を終了
室外の葉がしおれてきたので栽培を終了

 120日間の栽培期間における収穫量は、室内が合計で202個で1390グラム、室外が146個で1269グラムとなりました。すごい……!

収穫の内訳の詳細と分析も
収穫の内訳の詳細と分析も

 投稿者さんがおすすめするのは、春夏は室外で育て、秋冬は室内の窓際で育てるローテーションで1年中収穫する方法だといいます。なお、レジナは実の中から採った種から再び栽培できるので、動画では種を採る方法も紹介しています。

「すげえ」「やってみます!」と反響

 省スペースでミニトマトをたくさん収穫できるこの方法に、「この動画を真似っこしてやってみます!」「屋外室内の対照実験が面白かったです」「なんじゃこりゃ! すげえ」「すごく勉強になりました!」「とても参考になりました」「この動画ほんとに助かりました!」「丈の低いのもあるんですね。知らんかった 場所を取らないし、いいですね」という反応が寄せられました。

 また、さっそく栽培を始めた人から、「こちらの動画を拝見して、レジナをバルコニーで水耕栽培し始めました」「動画を拝見し、現在レジナの双葉が成長中です」という報告も上がってきています。

 みかんぼーやさんはYouTubeチャンネルのほかに、X(Twitter/@mikanbo_ya1987)とInstagram(@mikanbo_ya19_87)、TikTok(@1987mikan)でも家庭菜園や水耕栽培に役立つ情報を発信しています。また、書籍『お家がどこでも畑になる! 頑張らないカンタン水耕栽培』(KADOKAWA)が販売中です。

「みかんぼーや1987家庭菜園」動画まとめ

動画提供:YouTubeチャンネル「みかんぼーや1987家庭菜園

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