「ゲームが変わる。TGSで変わる。MGSが変える」――小島監督MGS4トークショウ:東京ゲームショウ2005――コナミブース
プレイステーション 3タイトルとして発表された「METAL GEAR SOLID4」。その最新映像を携えて小島監督が堂々登場! 実際にプレイできるのはまだまだ先のようだが、PS3の、そして「METAL GEAR SOLID4」の大きな可能性を感じさせてくれるトークショウだった。
小島秀夫監督のもと鋭意開発中であると言う「METAL GEAR SOLID4」(以下、MGS4)。今回のTGSでは新情報がいろいろと明らかになった。
アートディレクターの新川洋司氏も交えてトーク半分、映像半分という割合だった今回のトークショウ。まず最初に上映されたのがスネークと雷電のリアルでコミカルなイス取りゲームのムービー。これはE3でも流されたトレーラーである。小島監督曰く「このムービーには実は続編があるんです。やっぱり雷電はスネークから主役の座を奪おうとしているんですよ」「長いんですけど、気合いが入った映像を今からお見せします」とのこと。
というわけで続いて始まった長いデモムービーは、雷電を主役に据えたさらにリアルでさらにコミカルなもの。10分かそこらはあっただろうか、雷電がスネークの存在を消したいがために過去に遡るのだが、タイムパラドックスの名のもとに幾多の災難にあい(これが本当にはちゃめちゃでどたばたでかなり笑わせてくれる)、果ては意外な画面のなかにも登場し、結果としてスネークの世界の歴史は覆らない、という壮大なセルフパロディムービーだ。「MGS4よりも気合い入っていますよこれ」と冗談めかして小島監督に言わしめたこのムービーは、本当になかなかの力作で、コナミの技術の底力を堪能できる。
気合いの入ったデモムービーのあとは、ソニー・コンピュータエンタテインメントの久夛良木健氏からのビデオメッセージが紹介された。
「普段めったなことでは驚かない私だがMGS4の映像にはかなり驚かされた。ひとりのメタルファンとしてMGS4の完成を心待ちにしています」と久夛良木氏。
続いて、いよいよMGS4の最新映像公開となった。
公開された映像を見てため息も漏れそうな会場に、さらに追い打ち。小島監督自ら「世界初です!」と豪語した「PS3実機によるグラフィック関係の製作過程を公開プレゼン」コーナーである。MGS4のシステムプログラマーである“べーやん”こと高部邦夫氏が登場。高部氏の実演により、大画面にスネークが映し出された。その映像をもとにいかにグラフィックの微細な部分まで作り込まれているかが説明されたのだ。
フルポリゴンなのでもちろんどの角度からどう見てもスネークの体は存在しているわけだが、その映像としての作り込み度は半端ではない。たとえばパッと見は分からないが、スネークの胸の部分を極限まで拡大していくと、オタコンのマークが刻んであったりする。さらには背景を夕暮れっぽくしたり被写界深度(要するにピント)を自由自在に操ったりということも、スネークが存在するその画面で好きなように操作できてしまう。3Dポリゴンの現段階での最先端であろう技術を高部氏は余すところなく実演してくれた。
その後は小島監督によってMGS4の現段階でのコンセプトが語られた。気になったフレーズを列挙していくと「今度のMGSの舞台は戦場。ありとあらゆる戦場でスネークが戦争に関わっていく」「誰が敵で誰が味方かを自由に選べる。どの勢力につくかを選択できる」「MGS2の数年後、近未来の世界」「人の心の核になる部分、センスに迫っていくのが今回のテーマ」「見えないものへの挑戦。例えば敵の心理を読んで対処したりだとか」「今回のスネークはじじい。じじ萌えゲームです。じじばばばっか出てきます」「若い子はつるんつるんじゃないですか。ようやくCGでじじばばが表現できるようになった」などなど。遊べる日はまだまだ先であろうが期待の高まる発言の数々である。
その後MGS4内でのメカとかキャラクター、さらには武器などの紹介。「武器はアタッチメント自在、カスタマイズの選択肢が多い」「じじ萌えにもお勧めだし、装備萌えにもお勧め」「金属の種類で塗装や光沢のグラフィックが違う」とは小島監督。
来場者の期待は相当に高かったらしく、始まる前から相当数の人々がショウの開催を待っていた。結果としてはトークショウは大盛況のうちに幕を閉じたわけだが、MGS4にとってはまだまだスタートライン。今後の開発でこのタイトルがどのような進化を遂げていくのか、小島監督たちへの期待はさらに高まるばかりだ。
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