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パリPS2発売初日の熱気を詳細レポート！
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現地時間の11月24日，欧州でついにプレイステーション2が発売された。それに合わせて，フランス・パリ市のシャンゼリゼ大通りに面する「ヴァージン・メガストア」でPS2発売イベントが開催された。
このイベントは，どこよりも早く，24日の午前0時からPS2の販売を開始するというもので，通常の営業時間（午前10時〜午前0時）を延長して行われた。
また，当日は，ちょうどシャネルの生誕記念イベントも行われていて，シャンゼリゼ大通りはちょっとしたお祭り気分に包まれてもいた。
ヴァージン・メガストアの外壁にはPS2の青い横断幕が飾られ，店内の一階の吹き抜け部分がイベント会場になっていた。ヴァージンは吹き抜けを囲むようにCDやビデオなどの売り場が配置されているが，その頭上もすべてPS2の垂れ幕で占められているなど，店内はPS2一色。会場中央には，銀色をした卵形のオブジェが置かれ，午後11時に取材班が到着したときには，その周りは既にぎっしりと人々が詰めかけていた。
午後11時30分ごろから，プレゼンテーターが登場して，プレイステーションの歴史が紹介され，クイズ大会が始まった。「PSは全世界で何万台売れたでしょう？」「PSで一番売れたソフトは？」といったような，プレイステーションに関するクイズが出題され，正解者にはPS2がプレゼントという太っ腹なイベントだった。
このようなイベントを通して，会場もだんだん熱気を増してきて，2階，3階の吹き抜けの手すり部分にもたまたま居合わせた人々が集まり，「何事か？」とおもしろそうにイベントの様子を見学し始めた。
午後11時50分くらいになると，店内の照明が消され，会場中央の青いスポットライト（もちろんPS2の青色LEDのイメージ）のみになり，音楽が大音響で鳴り出した。会場はいやがおうにも盛り上がり，場内は一瞬沈黙につつまれ，緊張感は最高潮に達した。
そして，午後11時59分になると，再度プレゼンテーターが登場し，カウントダウンを開始。
午前0時，みんなが「0」を叫ぶと同時に，会場中央に置かれていた卵形をした銀色のオブジェが上に引き上げられ，中からはPS2が登場。それと同時に，ヴァージンの店員たちがステージに登り，Ps2の当日発売分の販売が始まった。
とはいっても，整理券や先着順というものではなく，そのステージから店員がPS2を渡して（というより投げていた？）いくというもの。集まったゲームファンは，PS2を手に入れるために一瞬にしてステージに殺到し，会場は大混乱に！
用意されたPS2は200台。最初は，箱から出して手渡されていたが，後ろのほうのお客さんまで渡らないので，途中からはステージからPS2を投げる（！）という豪快な展開になった。集まったユーザーは，家族連れ，若者のグループ，女性など幅広く，女性のほうが積極的にPS2争奪戦に参加していた。
また，何故か会場にはセガマニアのグループも来ていて，PS2を手に入れた人をつかまえては，どれだけDreamcastが優れているかについて，熱弁を振るっていた（……どこの国でもセガファンってアツいのね）。
PS2の販売がほぼ終了したのは，午前1時半近くなってから。運良くPS2を手に入れたユーザーは，帰りがけにレジで会計を済まし，満足そうな面持ちで帰途についていた。どこかの国と違い，店の外でPS2を狙った犯罪などは特になく，PS2を買えた人もそうでない人も，1つのイベントとして楽しんでいたようだった。
[SOFTBANK GAMES]
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