2月中旬に，「ナムコ・セガ・ワウエンターテインメント」の3社が共同開発中と発表した，業務用ガンシューティングゲーム「ヴァンパイアナイト」が，AOUショーのナムコブースに多数出品されている。

　このゲームにはプレイステーション2互換基盤の「システム246」が採用されており，「THE HOUSE OF THE DEAD」のワウがナムコから発売する初の作品であると同時に，セガのPS2ソフト参入への準備が整っていることをうかがわせる点で，注目度がひときわ高い作品だ。

　舞台は現代。闇の貴公子ヴァンパイアとその従者たちが，不死である彼らを滅ぼすことができる唯一の存在「ヴァンパイアハンター」との決着を求め，3世紀の時を経て甦る。プレイヤーはヴァンパイアハンターである「ミシェル」もしくは「アルベール」となり，次々とヴァンパイアにされていく村人たちを救いながら，運命の闘いに挑む。

　ゲームシステムの基本は，「THE HOUSE OF THE DEAD」シリーズを踏襲している。8連装の銃を使って，画面上に現れる敵に攻撃を仕掛ける。弾が切れたら，画面外を撃つことで弾を補充できる点も一緒だ。

　ヴァンパイアになりかけている村人は，その身体に寄生している「肉の芽」を撃てば助けることができる。村人をうまく助け出すことで，ゲームを有利に運ぶことができるので，より正確な射撃が必要とされるわけだ。

　また，加えて注目したいのは「システム246」の機能を十分に使った視覚効果の美しさ。敵の出現・消滅時の処理や，流れるような光の軌跡などには目を奪われる。ぜひ，ショーで，そしてゲームセンターで，そのすばらしさを目撃してほしい。

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