ソニーは，2000年度の連結通期業績を発表し，ゲーム部門では営業損失を計上したことを明らかにした。連結全体の純利益は，前期比86.2％減の167億円。

　この要因として，日欧米ともにソフトウェア部門が減収となったことが響いたという。「PS One」「PS2」発売により，ハードウェアの売上は増加したが，全体的には若干の売上増加にとどまったようだ。

　また「PS2」の立ち上げに伴う，原価・販売費・一般管理費などの上昇も影響した。

　ソニーでは，ゲーム部門の見通しとして，「PS2」増産体制の確立に伴うコストダウンや，ソフトタイトルの充実などにより，2001年度は営業利益を計上する見込みだとしている。また，「PS2」を2000万台，「PS One」を1000万台以上出荷する計画も明らかにしている。

　なお，2000年度のハード，ソフトの出荷状況は，以下の通り。

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