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セガのAM事業は絶好調。新展開も計画中!
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2001年9月20日 |
ナムコとのAM事業における業務提携発表の興奮もさめやらない中,セガは連続して単独で「セガAM事業戦略発表会」を開催。攻めのアミューズメント関連ビジネスを展開していくことを明らかにした。
発表会では,セガの代表取締役執行役員AM事業本部長・永井明氏が,AM市場の現状や戦略が説明していく。
永井氏によれば,アミューズメント市場は3年連続で減少しているのは確かだが,その減少幅は微小だという('99年の売上額が5730億円で,2000年は5600億円)。
セガでは,こうした市場の中,さまざまな事業を展開していることも説明されている。同社が運営するAM施設のうち,小規模なものを中心に400店舗をクローズして,経費削減を図っているほか,人気アーケードゲームが好調だという。「ダービーオナーズクラブ」の店舗収入は,発売からの1年10カ月で累計400億円となり,先日登場した「バーチャファイター4」は,既に3300枚を完納して,8月度の店舗収入20億円を記録している。
さらに永井氏は,「セガの強みは,フルラインアップでAM機器を用意できること」だという。ビデオゲームでは28%のシェアを誇り,メダルゲーム機で26%(マスメダルゲームで43は%),プライズマシンで56%,シールプリント機は13%,プライズ(景品)でもディズニー関連など40%のシェアを持つという(データは2000年)。いずれも好調といえるだろう。
また,「ダービーオーナーズクラブ」や「バーチャロン・フォース」で実現しているカードシステムの導入やモバイルとの連動などにより,現在28%だというAM機器合計のシェアを2003年には35%に拡大していきたい意向だ。
さらにAM施設そのものについても,2000年に900億円・1億人の利用があったことも報告され,今後はファミリー層向け小規模施設などの展開や,モーニング娘。のアトラクションを東京ジョイポリスに導入するといった新ビジネスも計画中らしい。
最後に,壇上に立った同社代表取締役COO・香山哲氏は,「アミューズメントビジネスは,セガにとって収益の基盤であるとともに,技術・開発力を生み出すマザー事業。そして,AM事業から新しい事業が展開できると考えている」と同事業に高い期待を寄せていることを示した。
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