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映画「サクラ大戦」大阪の舞台挨拶をレポート
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2001年12月22日 |
原作者・広井王子氏にとって「小さいころから映画が好きだった自分にとって,自分の作品に三角形の東映マークがつくというのは夢だった」という,初の劇場版映画「サクラ大戦 活動写真」が,ついに全国一斉公開された。
初日の封切り舞台挨拶は,大阪・名古屋の4劇場。登壇したのは前日のサクラ大戦ディナーショウ・浪漫のクリスマスにも出演した広井王子氏,横山智佐さん,高野麗さん,渕崎ゆり子さん,そして音楽の田中公平氏の5人。
SOFTBANK GAMESが取材したのは,大阪御堂筋線なんば駅近くの千日前弥生座。「こんな風情のある映画館で挨拶できるなんて」という渕崎さんの言葉通り,昭和の歴史を感じさせる,味わいのある映画館。
通路にまで立ち見客がいるほどの満員状態で,広井氏らの登場とともに場内は割れんばかりの拍手の渦。「ようやくお届けすることができる自慢の作品です」(広井氏),「公開録音での拍手もしっかり使ってます。よく聞けば『あっ,あれが僕の拍手だな』なんて……分からないか(笑)」(田中氏)
広井氏の「それぞれの見どころ,見せたいところは」という問いには「おみくじのシーンですね,さくらが頬を染める……(横山さん)」,「そのシーンは私にとっても別の意味で見どころやな……」(渕崎さん),「オープニングのコスチューム……あれは着れないな(笑)」(高野さん)とさまざまな答えが飛び出した。
中でも強力にプッシュされていたのが,轟雷号の出撃シーン。なんと7分にもおよぶこの場面は,広井氏が「ゲームではカットせざるを得ない細かい部分までしっかり描写したかった」と説明すると,「それに合わせた楽曲はエンディングと並んで聞いてほしいところ」(田中氏)とのこと。
初日から大きな盛り上がりを見せた活動写真,興行成績にも期待がかかる。自信たっぷりのコメントの真意がどこにあるかは,もちろん見てのお楽しみ。なお1月2日にも,渋谷東急3で9時30分からの上映終了後に舞台挨拶が予定されているのでチェックしてみよう。
余談ながら田中氏によれば,広井氏やキャストの皆さんは昨日のディナーショウのあと「前夜祭と称し,朝の4時まで飲んでいた」とか。一行は朝食も摂らずにホテルを出たため,「SMAPの木村卓也さんも食べたというタコ焼きが今日の朝食です。控え室に戻ったら残りを食べます(笑)」と高野さんが告白。朝ドタバタしていたのは,僕らだけじゃなかったみたいです,ハイ……(<某F通さんとウチのスタッフは,舞台挨拶の取材に遅刻ギリギリだったとか。……ヲイ)
[がすけつ%森聖一郎@ドリマガ, SOFTBANK GAMES]
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