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バイオハザードなど,PS2用ネットゲーム発表
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2002年2月13日 |
本日(2月13日)開催された「PlayStation Meeting 2002」において,招待客らの最も注目を集めていたのが,PS2のブロードバンド展開。
SCEの久夛良木健社長は,4月からISP経由でPS2のネットワーク環境を提供していく計画を発表。ネット化により,ユーザーは,多人数参加ゲーム,通信対戦,コミュニケーションが楽しめ,(シナリオなど)データ追加も新しい展開になるとした。
今後のネットワーク分野での注力を示すように,SCEの久夛良木健社長は,3月以降に提供されるPS2用ネットワーク関連のライブラリを相次いで明らかに。ネットワーク設定GUI正式版,HDDインストールライブラリなどが提供される。ほかにもプログレッシブ出力に関するライブラリなども用意されるという。
さらに,待望のPS2用ネットゲーム予定も明らかにされた(別記事参照)。
主なメーカーからの参入表明も行われた。まずは「ファイナルファンタジーXI」のスクウェアから,田中プロデューサーと石井ディレクターが登場。両氏は,「オンラインゲームの素晴らしさを伝えるにはHDDユニットは必須だった」「(FFは)ゲームルールを設定した世界を描いたもの」などとコメント。また,ベータテストは順調で製品版のマスター制作も近いことも明らかにされている。
次いで壇上に立ったポリフォニー・デジタルのプレジデント,山内氏も,「GTのオンライン対応版を作っている。年内にはどんなことができるかの可能性が報告できると思う」としながら,「(ゲームの)メディアとしてダイナミックさを考え,日々の差分データの提供などをしたい」とした。
さらに「みんなのゴルフ」も,オンラインになることがSCEの小林プロデューサーから明らかにされた。「ゴルフゲームとオンラインは親和性が高い。もともと他人と一緒にワイワイプレイして楽しいのが“みんゴル”。このコミュニケーションをチャットで実現したい」(小林氏)。
ここで衝撃が! カプコンの船水部長が,「auto modelista」で情報交換やパーツの交換がネットを介してできることを報告したのに続き,「バイオハザード」のネットゲームを発表したのだ! 船水氏によれば,このゲームはラクーンシティを脱出するゲームだということ。続報を待ちたい。
クリエイターコメントの最後をしめたのは,コーエーのシブサワ氏。「このPS2のブロードバンドネット対応化は,われわれクリエイターに対する(SCEからの)挑戦と受け取った」と語り,日本のゲーム史そのものでもある第一人者としての余裕を見せる。
同社の「信長の野望 オンラインRPG」は,「PCで培ったネットゲームのノウハウと,PS2で常に新しいことにチャレンジしてきた技術を集結させる」(シブサワ氏)と期待できそう。従来の“信長”のような国盗りゲームではなくMMO RPGとなる予定。秋には発売されるようだ。
なお,発売タイトル一覧は追って掲載。
[SOFTBANK GAMES]
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