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平成13年メディア芸術祭授賞式開催,企画展も
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2002年2月28日 |
本日(2月28日),東京都写真美術館にて平成13年度文化庁メディア芸術祭の授賞式が行われた(主催:文化庁メディア芸術祭事務局)。
この文化庁メディア芸術祭は,デジタルアート,アニメーション,マンガなどメディア芸術の振興を目的として,新しい表現技法を開拓した芸術作品の顕彰を行うもの。
今回のメディア芸術祭各部門でゲーム業界から賞を受賞したのは,ナムコのCG作品「Anjyu」と任天堂のGC用ソフト「ピクミン」。またスクウェアの映画「ファイナルファンタジー」,ソニックチームのDC用ソフト「ファンタシースターオンライン Ver.2」に対し,審査員特別賞が贈られている(そのほかの受賞作品についてはこちらを参照のこと)。
本日行われた贈呈式には,各受賞者の代表者が出席。ナムコの大場氏は,「“Anjyu”は,女性の持つやわらかさを,そのときに見た横浜の雪と合わせて白一色になりました。今回,音を付けてくれた方にも,ここで御礼申し上げたい」とコメントを寄せてくれた。
また,審査員特別賞の受賞者を代表してスピーチを行ったソニックチームの中氏は,「インターネットのいいところは,地球の裏側でもすぐにアクセスできるところ。今回のPSO ver.2でワールドセレクト機能を強化したが,今回そこのところを評価して頂いてとても嬉しい」と喜びを話し,さらに「この場をお借りして,遊んでくれている方々にも一言お礼を言いたい」と喜びを語っていた。
この芸術祭で審査委員長を務めた,東京大学大学院教授の原島氏は「今回は総数1000点,海外からも100点を超える本当に素晴らしい作品が集まった。いずれも水準が高く,本当に審査に苦慮した」と審査が難しかったことを話す。また,文部科学大臣の遠山敦子氏も「これからこの分野を,国としてもサポートしていく」と,成長するデジタルアートへの意気込みを話していた。
現在,東京都写真美術館では,これら受賞作品を展示した企画展を実施中。大賞・優秀賞の受賞作品をはじめ,各部門の審査委員会推薦作品も展示・上映されている。出展作品などについての詳細は文化庁メディア芸術祭のHPを確認のこと。
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