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本格RTS「三國志 Battlefield」3地域で開戦!
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2002年7月5日 |
コーエーは7月5日,横浜の同社内においてWindows用ネットワークSLG「三國志 Battlefield」を発表した。8月下旬に日本・台湾・韓国で同時リリースされる。
「三國志 Battlefield」は,2〜3世紀の中国“三国時代”を舞台に,ネットを介して複数のプレイヤーが同時代の群雄となって覇権を争うRTS(リアルタイム戦略シミュレーション)だ。
プレイ前のロビーも,従来のテキスト主体なものから,“ダイナスティロビー”と名付けられたビジュアライズ化されたものに。ここの広場で対戦相手を集うことになる。しかも,ロビーキャラクターが成長して,より高い官位を目指すことになる。
実際のネット上でのプレイでカギになるのは,基本的には,都市の育成など内政や,同盟や乱戦などの外交。同盟国同士での秘密チャットなど,戦局に大きな影響を与えるものも含まれ,力押しだけでなく,奥の深い戦略が必要とされることも明らかにされている。
奥の深いといえば,“妖術”や特別兵器の開発などの研究を行う施設の設立も可能で,上手くいけば戦いの形勢を逆転させる力も生まれてくるらしい。もちろん,ユニットも多彩だ。
協力プレイの楽しさを強化しているのも,「三國志 Battlefield」の特徴。同盟国の間も「Active Logistics Control」(ALC)という“動的兵站制御”で補給戦が結ばれ,物資をお互いに供給し合うことも可能となる。逆に敵同盟のALCを分断してしまう戦略も有効となる。この辺の駆け引きが,いかにも人間対人間の戦いを感じさせて面白そう。
既報の通り,「三國志 Battlefield」は,日本でのベータテストは7月10日からが予定されており(台湾は7月下旬),仮想シナリオが楽しめる。ちなみに製品版のシナリオは史実に基づいた8本が用意されている。これらのテストを経て,3つの地域で同時発売となる。翻訳機能などは備えないが,異なる言語間でのチャットなども可能とするようだ。
価格は,パッケージ料金+月ごとのサービス課金という形となり,コーエーでは,「3つの地域でできるだけレート差が出ないようにしたい」としている。また,各地域でのイベントだけでなく,3つのエリアをまたいだ共同イベントも計画されている。
最後にプレス代表7人と開発スタッフによるデモ対戦が行われ,その模様が巨大スクリーンで紹介されたが,同盟を組みALCを活用するなど,その戦略の深さを確認できた。
[SOFTBANK GAMES]
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