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サミー,全世界向け新ゲーム機・ATOMISWAVE発表
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2002年9月19日 |
サミーは9月19日,“第40回アミューズメントショー”の同社ブースにおいて,新型業務用ゲーム機「ATOMISWAVE」を発表した。
この発表会で最初に壇上に立った,同社代表取締役社長の里見治氏は,「このゲーム機は世界的な普及を考慮し,コストダウンと品質の向上を突き詰めたもの」と説明。里見氏によれば,世界の通貨の差や市場環境,さらにはゲームの志向性をも意識したものだという。
このゲーム機では,マスクロムカートリッジでゲームを簡単に交換でき,コストの低減を実現するという。2002年12月に全世界でリリースされる予定だ。
「ATOMISWAVE」は,CPUに32ビットのRISCチップ「SH-4」(動作周波数200MHz,360MIPS/1.4GFLOPS)を採用。グラフィックエンジンに動作周波数100MHzのPOWER VRコア,サウンドエンジンに64チャンネルADPCM対応の32ビットRISC CPUをそれぞれ内蔵する。
注目なのはアナログモデムで通信対戦が可能なことで,シリアル接続で汎用モデムを使用する。もちろんブロードバンド機能も別ユニットで対応予定だ。
今回のAMショーでは,サッカーゲーム「プレミアイレブン」やレースゲーム「マキシマムスピード」など,4本の「ATOMISWAVE」対応タイトルが,実際にプレイできる。各タイトルごとに,トラックボール,ガンコントローラー,ハンドルとインタフェースも多彩に組みかえられていた。(各タイトルの詳細は追って掲載)。今後,年間10タイトルのリリースが予定されている。サードパーティなどについては明らかにされなかった。
すべて写真のアップライト筐体での出展だが,各市場に合わせた筐体も検討されているとのこと。
同社では,「ATOMISWAVE」を来年10万台,“近い将来”100万台出荷したい意向だ。
[SOFTBANK GAMES]
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