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欧州XboxLiveは複雑!?「X02」会場リポートその2
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2002年9月26日 |
9月24〜25日にスペイン・セビリア市で行われたboxの欧州向けプレス向け発表会「X02」。このプレス向け発表会は,毎回見事な演出を見せることで有名だが,今回もテーマパークを借り切るというハデな舞台を用意。もちろん,アトラクションも乗り放題&ゴミ箱までXboxのロゴ入り……と,相当手の込んだ演出が施されていたのだ。
……しかし,なにしろ会場が広いためみな取材に忙しくなかなか遊べなかった様子(笑)。こちらでは,そんな「X02」の番外編(!?)をチラリと紹介しよう。
■「Dead or Alive Xtreme Beach Vollyball」はギリギリ到着
事前にアナウンスされていたものの,出展されていなかった「Dead or Alive Xtreme Beach Vollyball」。テクモにいったい何があったのか? などとみなが囁きあった頃,「たった今「Dead or Alive Xtreme Beach Vollyball」のデモが到着しました!」とアナウンスがあり,会場のスクリーンで急遽デモムービーが披露された。
閉場は午後3時だったのだが,デモが到着したのが午後1時頃。まさにギリギリのすべりこみに,会場からは一斉に拍手が沸き起こった。
■Xbox Liveのブースが静かなのは……
音声コミュニケーションシステムを誇るXbox Liveだが,特設のエリアを訪問するとしんと静まり返っていて,ゲームの音だけが響いている。日本のTGSでは結構評判だったボイスチャットなのだが,欧州ではもしかして注目度は低い……? と思ったら,それもそのはず。
来場者がヨーロッパの各国から来ているため,お互いに言語が異なる。文字をタイプするのに比べ,リアルタイムで反応する会話を異なる言語間でコミュニケートをするのは,なおさら大変。そのため,基本的には会話をせずにオンラインゲームのみを楽しんでいる,という状態だったのだ。
欧州でのXbox Liveは,まずイギリス,フランス,ドイツで,来年3月14日から本格稼動をし,その後,スペイン,イタリア,ベルギー,オランダ,スウェーデンと広がるとのこと。最初の3カ国だけでも,英語,フランス語,ドイツ語。それにスペイン語,イタリア語,オランダ語,スウェーデン語が加わるとなると……? 欧州は英語が共通語というわけではなく,お互い隣接する国の言葉は喋れるという,日本,米国とは変わった事情がある。距離の差が関係ないオンラインチャットは,欧州でまったく新しい文化やルールを生むかもしれない !?
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