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“ゲームのCGで目指すモノ”東京国際CG映像祭開催
2002年10月30日

 

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 10月30日(本日),よみうりホールにて「東京国際CG映像祭」が開催された。

 この「東京国際CG映像祭」は,10月26日より開催されている「東京国際映画祭」の一環として初めて開催された映画祭の自主イベント。ドリームワークスやピクサー,ILMをはじめとした,最先端のCGを映像を牽引してきた人々が招かれ,3日間に渡りパネルディスカッションなどが行われている。

 そして同映像祭3日目となった本日,ゲーム特集「Game special」が開催! ナムコ,セガ,カプコンの順にプレゼンテーションが実施されたのだ。

■「CGの技術の進化は,ある意味危険なこと」河野氏

 まず「ナムコの世界」と題されたプレゼンテーションでは,Ace Combat04のアートディレクターでもある河野氏が登場。PS「Ace Combat」からのグラフィックの進化を映像で振り返り,CGがフライトシミュレータの制作に及ぼした歴史をわかりやすく紹介した。

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 特に04については,グラフィックを作る上での変化を“PS2へのハードの変化”と“絵作りの意識の変化”の2点に分けて説明した河野氏。実際に社内HPでアップされたイメージイラストやコンセプトノートなどを参照にしつつ,「(ハードの)スペックを,表現のうち特に力を入れたいところに使うようにした。常に“何を存在させたいか”を考えないと,全体がぼやけてしまう」と,ゲーム制作の上での難しさを語る。

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 また「CGの技術の変化によってできることが増えた,ということは制作者にとってはある意味危険なこと」と忠告。「技術だけ,もしくは考えだけ,どちらだけでもダメです」と会場に集まったクリエイター志望者にアドバイスを贈っていたぞ。

 ちなみに河野氏からは,「現在“Project Aces”というチーム名で“Ace Combat5”を作っています!」という言葉も。会場からの「低空飛行ももっと楽しみたい!」という声を真摯に受け止めていた河野氏。ぜひ実現してもらいたい。

■「写実的,という意味でのCGはまだまだ」中村氏

「ナムコの世界」プレゼンテーションの後半を受け持ったのは,ナムコ入社当時からレースゲームに関わってきた中村 勲氏。'82年の「ポールポジション」からレースゲームを振り返り,「Szuka8hours」で中継モニターを設置,並んでいる人を惹きつけるように工夫したことや,'98年の「Race On!」で簡易カメラを付け,「だれと争っている?ということを非常にわかりやすくした」(中村氏)して“レースを楽しむ”ことに費やしてきた工夫を紹介した。

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 もちろん,「Moto GP」に代表されるリアル路線に利用したCGも紹介。特に「2」で雨の表現をする場面で「雨滴をカメラに付け,わざとぶれさせることで,“雨の表現”と“人間が動かしている”ことを想像させる」と,随所に工夫を凝らしていることも明かしてくれたのだ。

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 また2003年1月に発売される「3」については,導入部分のオープニングムービーを「ゲームの画面でリアルタイムに」生成していることをアピール。ただし,「CGに“写実的”なモノを目指す,という終着点があるなら,ゲームはまだまだ。これからもドンドン上を目指していきたい」と,どん欲にリアルさを求める姿勢も露わにしていたぞ。

 中村氏は最後に「今,リッジレーサーの血を受け継ぐ,しかし今までとは違うソフトを開発しています。来期には発表できると思いますので,ぜひ期待して欲しい」ことを明らかにして,プレゼンテーションを締めた。


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