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「ユーザーありき」AMD AWARDで「FFXI」など受賞
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2003年2月5日 |
本日(2月5日),都内にて「第8回 AMD Award/Digital Contents of the Year'02」の授賞式が行われた。
「AMD Award」は,1年間に発売または発表されたデジタル作品の中から,優秀作品を選び,同作品の制作者の功績をたたえる賞。昨年,2001年度にはエニックスの「ディプスファンタジア」,2000年にはソニックチームの「PSO」,コーエーの「アサプラス」が部門賞を受賞している。
今年度,ゲーム業界から選ばれたのは,スクウェア「ファイナルファンタジー XI」,バンダイの「ガンダムネットワークオペレーション(GNO)」,ガンホー・オンライン・エンターテインメントの「ラグナロクオンライン」の3タイトル。
特にスクウェアの「FFXI」は,Best Music Composer賞に加えて,最優秀作品に贈られる総務大臣賞も受賞。「信長の野望 Internet」以来,実に4年ぶりのゲーム作品の大賞受賞となった。
開発を代表して登壇したスクウェア第3事業部部長の田中弘道氏は,今回の受賞に際し「オンラインゲームは今までのゲームの作り方と全く違い,公開してからの方が勝負。この賞は,FF XIを作った制作スタッフと,24時間対応してくれているサポートスタッフ,そして現在ヴァナディールの空の下を駆け巡っている20万人以上のプレイヤーが,三位一体となって得た賞だと考えている」とその喜びを話す。
これからの「FFXI」についても,「ユーザーの声が方向性を決めていく」とコメントしてくれた田中氏。「4月に発売される“ジラードの幻影”までは当初の計画にあったアップデート。しかし,これからのアップデートの形は決まっていません。ユーザーの声に応える形で制作していきますので,今後とも応援を宜しくお願いします」と語ってくれた。
また「GNO」(Best Programmer賞)を運営するバンダイの新藤氏も「最初は“1日10分でも遊べる”をウリにしてきましたが,プレイヤーの方は皆さん長時間ログインされているようで,とても嬉しい」とコメント。
「ラグナロクオンライン」(海外作品賞)のガンホー・オンライン・エンターテイメント森下氏も,「現在,約13万人の人に遊んでもらっていますが,まだまだ未熟な点はたくさんあると思っています。“おもてなし”をモットーにこれからも運営していきますので,応援宜しくお願いします」とユーザーにメッセージを贈ってくれた。
いずれの作品の受賞者とも「ユーザーがあってこその受賞」と答えていたのが印象的。今年活躍したオンラインゲーム3タイトルがそろって受賞した第8回AMD AWARD。今回の受賞が,これからのオンラインゲームの指針となることを期待したい。
[SOFTBANK GAMES]
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