展示会も併設「デジタルコンテンツグランプリ」

2003年3月17日

　デジタルコンテンツ協会（DCAj）は3月17日（本日），「デジタルコンテンツグランプリ2002」の授賞式典を開催した。

「デジタルコンテンツグランプリ」は，DCAjと経済産業省が共催で開催，デジタルコンテンツ産業の創造と活性化を目指し，優れた作品などを顕彰するためにおこなわれているもの。今年度ゲーム業界からは，任天堂の「スーパーマリオサンシャイン」がエンターテイメント部門最優秀賞を，同部門サウンドデザイン賞をセガの「Rez」が受賞。また，人物表彰の部特別賞として，「信長の野望」などで歴史SLGの基礎を築いたコーエーのシブサワ・コウ氏が選ばれた。

　受賞者のうち，「Rez」を制作したユナイテッド・ゲーム・アーティスツの岡村氏は，「2年前の作品ですが，今回も含めて多数の賞をいただいたことはとても嬉しい。ぜひこれを機会に，遊んでいない人にも触ってみて欲しいです」とコメントを寄せた。

　またシブサワ・コウ氏は，「マイコン時代から23年間，一貫して“新しいゲームを楽しんでもらう”ことを目標としてゲームを制作してきました。ゲーム制作は，お客様からいただいた天職だと思って，これからも大好きなゲームを作っていきたいと思います」と喜びの言葉を述べている。

　このほか今回のDCAj会長賞には「日清カップヌードル（hungry？）」「DAKARA」「英会話学校NOVA（関西弁をしゃべる宇宙人など）」で有名な中島信也氏が選出。「新しい才能の部」では「スキージャンプ・ラージヒル・ペア」を制作した真島理一郎氏が「金の翼」賞を受賞している。

　なお現在，東京都港区北青山の機会産業記念館「TEPIA」では，展示会「DIGITAL CONTENT JAPAN 2003」が実施中（18日まで）。元気，アイデアファクトリー，ボーステックなどの企業をはじめ，「分散型ホスト関連ネットワークによるオンラインゲーム開発」（電遊社），「ジャパニメーションとモーションキャプチャー3DCGとの融合」（ピクス）など，業界の最新技術も自由に見ることができる。詳細はこちらを参照のこと。

[SOFTBANK GAMES]