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裏話が次々と披露!「.hack//感謝拡大」開催!
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2003年3月29日 |
本日(3月29日),日本青年館にて「.hack//感謝拡大 ドットハックファン感謝祭Vol.2」が開催された!
「.hack」は,PS2ゲームを中心に,ネットゲーム“The World”を舞台に繰り広げられる物語の総称なのは,ご存知の通り。現在,アニメ「.hack//SIGN」「同 黄昏の腕輪伝説」の放映が終了,ゲームも「.hack//感染拡大 Vol.1」〜「同 浸食汚染 Vol.3」までが発売済みで,あとは物語の最後を飾るPS2「.hack//絶対包囲 Vol.4」の発売を待つだけの状態。盛り上がりも最高潮に達しているプロジェクトだ。
そんな最中,日本青年館で行われた「.hack//感謝拡大」には,ホールを埋め尽くすほどの「.hack」ファンが大集結! 今だから話せる「.hack」プロジェクトの裏の製作秘話が,「.hack」プロデューサーの内山大輔氏,PS2ソフトの開発元であるサイバーコネクトツーの松山洋氏ほか,さまざまな関係者から披露(暴露トーク?)され,集まったファンの笑いを誘っていたぞ。
内山氏によると,「.hack」プロジェクトがスタートしたのは,2001年のTGSの会場。他のゲーム紹介のために会場にいた内山氏は,突然,バンダイビデオゲーム事業部ゼネラルマネージャーの鵜之澤氏(注:内山氏の上司だそうです)に捕まり,一言「きみ.hackのプロデューサーだから」と任命されたとういう(笑)。
このあと内山氏を襲ったのは,約1年半におよぶ苦悩の日々。鵜之澤氏の「脚本は伊藤和典で決定!」「キャラデザはやっぱり貞本さんでしょ」という鶴の一声で決まっていく第1線のスタッフを,「和菓子好きかな?とか,ベイブレードを持っていったり」(内山氏)しながら説得していったそうだ。
特に大変だったのは貞本さんで,その苦労は「いかに貞本キャラを3Dにできるか?ということを証明するため,綾波レイを実機で動かせる3Dにしました。かかった期間は……半年間(苦笑)」(松山氏)というほど。ダメ出しを喰らい,突然,貞本氏からの綾波レイのフィギュアが届き,それを見本に綾波を3D化! やっとOKをもらえた時の苦労話などで会場を湧かせていたぞ。
また,アニメ監督の真下耕一氏は「最初,鵜之澤さんにB4の紙をペラッと渡されて,『コレやるから』と言われましたよ。エェッという感じでしたね」と当時の状況を物語る。
しかもOVA制作も佳境のある日,深夜に「アニメもやるから」と言われ,急いでTVアニメの制作に入ったという真下氏。そんな状況の中,ドタバタは起きなかったのか? という心配も出るが,「綿密な打ち合わせの上,脚本の伊藤さんに丁寧な説明もいただいたので,大きなドタバタもなく描くことができました」(真下氏)とのこと。ただし,「黄昏の腕輪伝説が終わるまでの9カ月間は土日,祝日もありませんでしたが……(笑)」なんて言葉が出てくるあたり,やはり制作は相当大変だった様子。
なお「.hack」声優陣からは「ボクの役は最初,騎士Aで最初に死んじゃったんです。『マジで!?』っとか思いましたよ」(銀漢役・千葉一伸さん),「BTは絵に助けられました。.hackはゲームの話をしているのに“リアルな生”を感じられるのでとても面白かったです」(BT役・平松晶子さん)と感想を聴くことができた。ちなみに,真下氏からは「次は多分映画化ですよね〜?」なんて言葉も出ていたぞ。内山氏は複雑な顔をしていたが,期待していいかも!?
会場ではこのほかにも,TVアニメ未放送分が特別に上映! 発売が期待される「.hack//絶対包囲 Vol.4」についても,TVアニメの司や昴,オルカ,楚良などが参戦することが明らかにされたぞ。
ちなみにシリーズをコンプリートするともらえるDVD-Video「.hack//GIFT」には,「ミステリー仕立てのストーリーが展開する」アニメが収録予定。キャラクターも各登場キャラのデフォルメ版が登場し,「アニメとゲームのキャラが総登場する」(真下氏)豪華なものになるということなので,ぜひ期待してね。
特典B2ポスターが付く「.hack//絶対包囲 Vol.4」のPlaystation.comでの購入はこちら! ぜひ予約して,今度は家で「.hack」の行方を楽しもう!
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