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植松伸夫率いるTHE BLACK MAGESファーストライブ
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2003年4月28日 |
4月26日・27日に渋谷で行われた「植松ラジヲ」公開放送のあと,第2部はスクウェア・エニックス社内の有志が作ったバンド「THE BLACK MAGES」のライブ「THE BLACK MAGES LIVE Featureing Battle Music of FINAL FANTASY」が行われた。
有志が結成したバンドといっても「ファイナルファンタジー」の植松氏(ノビヨ〜)を筆頭に,「BRAVE FENCER 武蔵伝」の作曲,WS&PS版の「FFII」のアレンジを担当している関戸氏(PTA),「アインハンダー」のサウンドを担当した福井氏(フクイ),「FFX」など植松サウンドのマニピュレータ河盛氏(ニコラス),第5開発部宣伝プロデューサーの羽入田氏(ハニー),第7開発部ビジネスマネージャーの岡宮氏(ミッチー)……と.豪華メンバーなのは折り紙付き(特に業界内に)。
ライブは,「J-E-N-O-V-A」(FFVII)を皮切りにアルバム収録曲を次々にメンバーが演奏。途中MCでは,「ゲームの音楽って演奏するように作ってないんですよ,打ちこむから」と愚痴をこぼすシーンも。
それでもさすがは,BLACK MAGES 見事な演奏で観客たちを魅了。さらに,アルバムにも収録されていない「マトーヤの洞窟」(FF I)もライブということで特別に披露された。ちなみにこの「マトーヤの洞窟」の初演は,「ドラゴンクエスト」でお馴染のすぎやまこういちさんがコンサートで木管四重奏として演奏したときとのこと。植松さんにとってはじめてFFサウンドが社外にでた思い出深い曲なのだ。
アルバムでも絶大な人気を誇り「最初はこれで来るだろう。」というファンも多かったのではないかと思われた「Clash on the Big Bridge」(FF Vよりビッグブリッヂの死闘)は,さすがにFFバトルサウンドの集大成ということもあって演出も豪華。バックスクリーンには,PS版「FFV」のビッグブリッヂのシーンやギルガメッシュとの対決ムービー等が流れ観客の興奮も最高潮に。
最低年齢33歳という高齢バンド(?)だけにスタミナ切れを絶えず気にしていたが,危なげなくアンコールの「Fight With Seymour」(FFX・シーモアバトル)まで演奏を完了。12作が現在までに発売されている「FF」ボス戦や,イベント戦闘などを含めればまだまだアレンジしていない戦闘音楽は沢山ある。早くもCD第2弾の話も出たりとまさにファン感謝祭として,満場のファンは満足の1時間となったのだった。
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