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セガ,開発を一本化し鈴木裕氏の子会社を設立
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2003年7月24日 |
セガは,7月23日に開催した会社説明会をインターネットで公開,同説明会の中で小口社長による経営方針を明らかにした。
小口氏は今後のセガの目標として「遊びと楽しさの原点に戻る」と言及。そのための施策として
・新カテゴリのゲームセンター ・大人向けエンタテインメントの提供 ・新しいコンシューマ向けビジネスの立ち上げ
をあげた。
このうち,新カテゴリのゲームセンターについては,東京ジョイポリスのような大型施設と既存のゲームセンターの中間に位置する新しいAM施設を作るという。移動可能なユニット型アトラクションで構成された「半日レジャー感覚」の都市型テーマパークを創設する。
CS(家庭用)部門については,双方向テレビなど,ホームワークエンターテイメントを機軸としたビジネスに向け,今から布石を敷いていく計画。5年後のCS部門のイメージについて小口氏は「CS=家庭用パッケージという意味にはならないと思う」とした上で,「ダービーズオンラインをやっているのは,そのきっかけを作るため。将来もテレビというフェーズで勝負していきたい」と語った。
なお開発子会社の再編成については,今まで7社バラバラに活動していた開発子会社の上に中間持ち株会社を置くことで,開発会社の一本化を行う。また7社を5社に再編することに加え,新たにスポーツ専門のソフト開発を行う会社と,鈴木裕氏をトップに据え,ヒット商品に専念する会社を設立することも明らかにした。
小口氏は会見中,「ゲーム業界は,気付いたらコアなユーザーばかりを相手にして商売をしていた。今回の再編で,もう一度ゲームの間口を広げていきたい」と繰り返していた。
[SOFTBANK GAMES]
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