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PGR2やTFLO,NINJA GAIDENなどXbox新作デモ
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2003年7月24日 |
既報の通り,本日(7月24日)マイクロソフトは,開発メーカーや流通関係者,マスコミらを集め,「Xbox Conference 2003 Summer」を開催した。
プレゼンテーションを終えたピーター・ムーア氏は,Xboxの今後の注力タイトルやサードパーティらの注目タイトルなどを紹介。特別ゲストとして,各作品に縁のクリエイターらを壇上に呼んだ。各ゲストらは,それぞれの作品の進行状況や魅力を解説した。
まず壇上に登場したのは,Bizarre Creationsのサウンドデザイナーニック・ウィズウェル氏。レースゲーム「Project Gotham Racing 2」を紹介した。
E3でも明らかにされていたが,ウィズウェル氏は「Project Gotham Racing 2」は,システムを前作を流用しているわけではなく,グラフィック,サウンドなどはゼロから作り直したものだという。また,登場車種も2倍にもなるという。
Xbox Liveにも対応しており,ベスト走行時のゴーストをネット上にアップすることも可能。これで世界中のユーザーとタイムアタック競争ができそうだ。
今回,走行コースとしてバルセロナなどとともに日本の横浜が収録されることが明らかに。ウィズウェル氏らによれば,昨年横浜の街などの写真を多数撮影し,今回のベースにしたという。「コースとしては,ヨコハマが今回の登場する街の中で最も複雑だったが,詳細までよく再現できていると思う」とウィズウェル氏。
実際に横浜を走行するデモも行われた(記事頭写真)。観覧車やコースターがリアルに再現されたランドマークタワー周辺のグラフィックは,まさに横浜の街そのもの。BMWを操って,2000GTなどトヨタの車とヨコハマを駆け抜けていく。途中,BMWをわざと壁にぶつけて,そのヘコみ具合までが見事に再現しているというデモまでも!
次いでムーア氏に呼ばれたのは,Xbox Live普及のキータイトルと言われているMMORPG「トゥルーファンタジー ライブオンライン」の開発メーカー・レベルファイブの日野晃博社長。
実際のプレイ映像を編集したムービーが流された。デモ映像と異なり,ゲームそのものの雰囲気が伝わって,来場者からは好評だったようだ。その映像の中で,プレイに参加するユーザーたちの会話はすべて音声にて行われていたことが印象的だった。「○○へ一緒に行きませんか?」「××をやっつけた!」などのやり取りが展開していたのだ。
日野氏は,「ボイスでのコミュニケーションは,キーボードでは実現できなかった細かいことについても,ほかのプレイヤーとやり取りできる」と,音声でのチャットをポイントにしているようだ。
再び壇上に帰ってきたムーア氏は,“セカンドパーティプログラム”についても報告。これは,日本のユーザーに世界中の優れたタイトルをMSが紹介していくもので,THQの「MotoGP URT2 Online Challenge」,Ubisoftの「Ghost Recon」などを実例として挙げた。今後1年間で6〜8タイトルをリリースしていく計画だ。逆に日本の優れたタイトルも海外に紹介していくという。
ムーア氏は,カプコンの「鉄騎大戦」,ナムコの「R:RACING EVOLUTION」,セガの「segaGT Online」などを高く評価していると話していたが,「最も期待しているタイトル」として忍者アクションの「NINJA GAIDEN」(テクモ)の名を挙げた。
ここでテクモの執行役員でTeam NINJAリーダー・板垣伴信氏が壇上に。E3で公開されたというムービー(右写真)を流した後,実機を使って「NINJA GAIDEN」をプレイするデモを行った。ステージは完全に3D化されており,多彩なアクションをするプレイヤーキャラの動きに合わせて,ベストな(プレイしやすい)カメラアングルとなっていく。これはスゴい。
壁を伝って渡ったり,画面上のものを駆使して上のスペースに移動したりと,本当に面白そう。また,次のステージへと移動する際もXboxの持つHDDのおかげでシームレースにシーンチェンジするのもポイント高し。北米でクリスマスにリリース予定だという(日本はその後)。
板垣氏は,「DEAD OR ALIVE Online」とともに,Xbox Liveを介しユーザーの意見を聴けるのが楽しみだとしている。
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