|
GT4にEyeTOYも!PS2注目タイトルが登場
|
|
2003年9月8日 |
フランス・パリ市内で開催中のユーザー向けイベントPlayStation Experienceでは,PSXのほかにも気になる周辺機器やタイトルがお披露目されていたぞ。
■やはり「Eye Toy」が一番人気! PlayStation Experienceブース
今年の7月発売以来,ヨーロッパで大人気を博している「Eye Toy」。イベントでも一番の注目タイトルとなっていたが,ブースに集まっている中心はキッズ。なんでもフランスでは,「Eye Toy」のキッズ向け番組があるほどの盛り上がりを見せているとか。
「Eye Toy」は,PS2にUSBで接続をする周辺機器で,webcamのようなカメラで,そのカメラを使った初のゲームが「Eye Toy Play」。これは,SCEEロンドンスタジオが作ったゲームで,中にはミニゲームが12個入っている。
ゲーム自体はシンプルなのだが,今までのゲームとの大きな違いは,プレイヤーがコントローラなどを使ってキャラクターを操作するのではなく,カメラを通して画面に映り込んだ自分自身がプレイヤーキャラとなってゲームアクションを行うという点。
具体的に言うと,両手を中空で動かして画面上のモノに触れることでゲームが進んでいく。ブースでは,ほとんどの子どもがさっさと両手を動かしながらメニューをさくさくと操作していく様子が見られていたぞ。
ちなみに,このブースにいるとコントローラに頼っている自分がとても古い人間のような気になってしまうほど(笑)。次のゲームジェネレーションの到来が遂に来た……か!?
■GT4にSiren……ヨーロッパ注目&定番タイトルが目白押し!
PlayStation Experienceでは,ゲームはメーカー別ではなく,テーマごとに試遊台が設置されている。
まずレースゲームブースでは,ヨーロッパでの発売がまだ未定にもかかわらず,GT4がプレイヤブルで出展(!)。大人はもちろんだが,子どもたちにも人気だったぞ。
ほかには,「WRC3」に「Formula 1 2003」といった定番タイトルがそろっていたが,懐かしの「Destruction Derby」の続編もついにPS2に登場。プレイヤブル数も12台とブース最多で,かなりの力の入れようだ。開発はシグノシスからStudio 33に引き継がれたが,今後どうなるのだろうか?
音ゲーブースでは,メインが「Amplitude」。「Amplitude」はHarmonix Music Systemsの「Frequency」の続編だが,採用されている音楽がDavid Bowie,Garbage,Weezer格段にアップ。ジャンルもヒップホップ,ヘビメタ,ロックなどと,以前より幅広い音が楽しめるようになっていた。しかし,難易度は相変わらず激高。
一方のコナミ「Karaoke Revolution」は,ポップなプチカラオケボックス型で出展。フランスでは,スターオーディションのテレビ番組の影響もあり,カラオケ人気がじわじわと上昇中。それもあってか,「Karaoke Revolution」が意外に人気だった。もちろん並んでいるのは女性が中心。これは日本と同じ?
ホラーブースでは,+18(日本のR18)指定タイトルが多数出展されていた。例えば,冤罪で死刑を宣告された囚人が脱獄を試みるというミッドウェイの「The Suffering」とアクレイム・マンチェスターのブラッディーなアクションゲーム「Gladiator : Sword of Vengeance」がそれに当たる。
ちなみにホラーブースでもっとも好評だったのは,「Siren」(上写真)。SCEJタイトルとのことなので,日本でも発売が期待されるところだ。
このほか,映画ライセンス系で人気だったのは「The Lord of the Rings : The Return of the King」。RPGでは「Ever Quest」,アクションゲームでは,「Resident Evil Outbreak」,「Sonic Heroes」,「Jak II : Renegade」,「Ratchet and Clank 2」,「Time Crisis 3」などが出展されていた。そして,待ちに待ったPrince of Persiaの第4作め「Prince of Persia : The Sand of Time」だが,これは原作者のJordan Mechnerを監修に迎え,「スプリンターセル」を開発したUbi モントリオールが制作を担当しているという。
全体では,サードパーティー35タイトル,SCE系が22タイトルの計57タイトルがすべてプレイヤブルで展示されていた。PlayStation Experienceの総面積も昨年の2倍以上と広くなっており,大規模なユーザーイベントが存在しない欧州では,来年以降も期待できるイベントとなるだろう。
[SOFTBANK GAMES]
|