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「FFXII」が垣間見れた? 開発スタッフによるトーク
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2003年11月19日 |
スクウェア・エニックスが開催したPS2用RPG「ファイナルファンタジーXII」(2004年夏発売)の制作発表会では,松野泰己氏を司会に制作スタッフの対談が行われた。
壇上に揃ったのは,同社アートディレクターの皆葉英夫氏,背景アートの上国料勇氏,グラフィックキャラクターモデル統括・皆川裕史氏,キャラクターデザイン/3Dマップディレ久ションの吉田明彦氏。
イメージイラストの街並みなどがスクリーンに映し出される中,「オレンジの建物は大地のイメージ。街は地中海の持つ“さまざまな人種などが交わる”世界観をイメージしたもの」などと説明が行われる。トルコ共和国にロケハンにも出かけたようだ。
キャラクターについても,ムービー用ではなくリアルタイムなどで使われる映像が流されたが,これが今までにない美しさ。ヒロインのスカートが短いのは,吉田氏の趣味!? いずれにしろ,ポリゴンデータが多すぎて,さまざまな対処が図られているという。中にはポリゴン数を減らしても見た目が変わらないような工夫も行われるという。さらに,飛空艇も“漢(おとこ)心をくすぐる”巨大なものも登場するらしい。
また,この日明らかにされたロゴについては,天野喜孝氏が担当。「墨と筆でさっと書いた」という。シルエットになっている人物らしいものは,実は「FFT-A」に登場した“ジャッジ”という騎士団なんだそうだ。「FFT-A」では正義だった“ジャッジ”だが,今回は恐怖の騎士団となって主人公「ヴァン」と絡んでくるのが「FFXII」に物語となるようだ。
音楽担当の植松伸夫氏は「歌を中心にして曲を作っている。今回は崎元仁氏と一緒に(音楽を)やっているので,期待してほしい」と,ビデオでコメント。その崎元氏(下写真・左)は「自分がプレイしていたゲームの音楽を担当するのは,何か不思議」としながらも嬉しそうでした。サウンドも期待したい。
最後には,主人公の声,そしてモーションキャプチャーを担当した武田航平氏(上写真・右)が登場。マジでカッコイイです。「『FF』のファンだったので嬉しい。感動を与えられる作品にしたい」と挨拶して拍手喝采をあびていた。
これだけの“こだわり”を感じられる「FF」の最新作。来年の夏はアツくなりそうだぜっ!!
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