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開発秘話も多数!!「シャドウハーツII 前夜祭」
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2004年2月16日 |
アルゼは2月15日,PS2用RPG「シャドウハーツII」の発売(2月19日)を記念した“前夜祭”を開催した。
ファンクラブ会員の中から抽選で選ばれたラッキーなファンで,会場となった原宿クエストホールが埋まった。来場者の8割が女性で,ウルをはじめとするキャラクター人気が高いと関係者も説明する。朝4時から開場を待った女の子もいるとか。グッズ売り場も大盛況でしたよん。
さて,2時間にも及んだ“前夜祭”は,生ライブでスタート。幻想的なサウンドにファンは酔いしれたが,何と演奏してくれたのは,「シャドウハーツII」の音楽の作曲を担当した,弘田佳孝氏,光田康典氏,伊藤賢治氏! こりゃ演奏が見事なのも納得。
演奏後,壇上に登場したサウンドディレクター・井元啓富氏が,3人と「シャドウハーツII」音楽面での開発を振り返る。井元氏は,弘田氏にはダークな部分を,光田氏には綺麗な面を,伊藤氏にはメンタルな部分をお願いしたという。60曲もの音楽が作成され,そのアルバムが近日リリースされるという。
入れ替わりに,監督の町田松三氏が壇上に,司会を務めた。町田監督が,美術監督・プログラム監督・キャラデザ・エフェクト担当などなど10人の開発スタッフを呼び寄せる。
町田監督はスタッフらとの会話の中で,「クリアするには,前作の約2倍となる40時間以上が必要」などの情報を教えてくれた。
この開発者トークでは,美術監督の大澤氏らが「監督が過激で難しい要求をしてくるので困った」と,スタッフがみんなでうなずくコメントして「2Dのイメージイラストと3Dキャラのギャップがないように苦労した」「エフェクトは派手だが,(ゲームの)テンポに影響しないように苦心した」「イベントシーンはカメラワークなども意識している」といった,貴重な開発秘話をインタビュー形式で聴くことができて,集まったファンも大喜び。
休息を挟んで,豪華声優陣によるトーク。会場からは黄色い声も。出演したのは,ウル役・高橋広樹氏,カレン役・長沢美樹さん,加藤役・金光宣明氏,そして沢口千恵さん。
「金光さんは“ウム”の表現に苦労してた」と高橋氏が暴露するなど,楽しいトークとなったが,ポイントは前作の前作のヒロイン・アリス役の沢口さんがイベントに登場したこと。詳細はプレイしてのお楽しみだが,アリスは重要なポイントで出てくるとか。これは今から楽しみ。
さらにロジャー役・我修院達也氏の乱入(&眉毛に3本タバコを乗せる“魔術”も披露してくれた)などで盛り上がったのだ。
最後は諫山実生さんによる月恋花ライブが楽しめた。EDらしく美しく・余韻を残す歌声が素敵です。ゲームをクリアした後,この曲をどんな気持ちで聴くことになるか?
出演者やスタッフも,納得の出来だという「シャドウハーツII」。今回のイベントで,ますますプレイできる日が楽しみになった。
[原 毅彦,SOFTBANK GAMES]
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