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雨の中,GUNGRAVE O.D.発売トークにファン集結
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2004年3月4日 |
ついに本日(3月4日),PS2用フルブレイク・ガンアクション「GUNGRAVE O.D.」が発売された。
レッド・エンタテインメントは,発売を記念して,秋葉原・LaOXアソビットシティ店頭で,原案・キャラクターデザイン担当の内藤泰弘氏と同タイトルのプロデューサー・久保亨氏のトークショウ,およびサイン会を開催した。
昼過ぎから冷たい雨が時折降りつけ,来場者の出足が心配されたが,30分以上前からたくさんのファンが集結。イベントの開始を待っているという,レッドさんのスタッフ陣も感激していたのだ。
司会のおねーさんに呼ばれた内藤氏と久保氏は,寒い中,待ってくれていたファンにお礼を言うと,「アソビットシティでゲームを買ってしまった。みんなもお金は大切にしましょう」(内藤氏)と笑わせる。
開発の経緯について「1年半くらい前,前作が終わった後,すぐに作り始めた」と振り返る久保氏。「前作をプレイしたユーザーから,“短い”とユーザーから指摘されたので,3倍にボリュームアップした」と説明。プレイを前にしたファンを喜ばせた。
「その代わり僕が描いたデザインの量も,3倍に増えて大変だったけどね」と内藤氏がため息。集まったファンも爆笑の連続だ。
2人によれば,今回の「〜O.D.」は“歯ごたえがある”とのこと(ちょっと難しいらしい)。なので,「イージーモードでのプレイがオススメ。クリア条件は代わらない」という。ただしハードでプレイすると……?
さて,新キャラクターについて内藤氏は,「座頭○みたいな奴やロカビリー風なキャラも登場させたかった」と説明。使うキャラでプレイのやり口が大幅に変わってくるという。ほかにも多数のキャラも多数登場するとのことで,ボツデザインの中にはグレイヴを裸で戦わせようという企画もあったとか……。
新キャラのギターを使った攻撃は,著名ギタリストに動いてもらって作ったとか,グレイヴの衣装は描くのが面倒臭いほかのキャラとのバランスで変更となったとか,という貴重な話も聴けたのだ。
「O.D.のウリは?」と司会に聴かれ,「やればやるほど何か出る」と答える久保氏。「ムービー単体で見ても優れている」と動画面もイチオシ。さらにストーリーについても「映画ができるほどの内容」となっているという。
さらに,これも前作のユーザーからのリクエストにより,グレイヴの動きが早くなっているとのことで,「いきおいよく走ると敵の真中につっこみすぎてしまうので注意」(久保氏)というプレイのコツなども明らかにされた。
この後,ファンからの質問に答えるお2人。「O.D.のアニメ化は?」との答えには「今,オンエア中のGUNGRAVEもヤマ場なので,まだ考えてない」(そりゃそーだ)とし,その代わり「GUNGRAVE最終回は“奇跡の作画”が見られる」という,嬉しい情報も。
最後に「こんな無茶な企画を通してくれるのはレッドさんだけ」と内藤氏が笑いをとれば,「何とか形にすることができた。とにかくみんなにプレイしてもらって楽しんで欲しい」と,盛況のイベントをしめた。その後のサイン会では,ゲームのパッケージやポスターはもちろん,内藤氏のコミックにサインを求める人も多数いた。
[原 毅彦, SOFTBANK GAMES]
(C)RED/内藤泰弘 2002,2004
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