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GDC:ゲームのサラウンド化目指すドルビーのブース
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2004年3月27日 |
ゲームで5.1chサラウンドと言ったらこれ,という技術がドルビーサラウンド。今回は発表されて間もない「ドルビーサラウンドプロロジックIIx」技術をメインシアターに設置してお披露目。
これはドルビーの5.1chサラウンドのサラウンドの2chをリア(後方)とサラウンド(リアとフロントの間)に振り分け,より臨場感を増した音域を作り上げるシステムだ。
ゲーム用のLFE(低音)を重視したモードもあり,これを採用した廉価なサラウンドシステムの投入が待たれるところ。このメインシアターではルーカスアーツやユービーアイソフト,EAのサウンド開発者が登場し,ゲームのサウンドデモを行った。
裏手では,ドルビーヘッドホンを使用したサラウンド対応ゲームのデモ(マリオカートやジャック×ダクスターIIなど)などを行った。
技術デモとしてはSurCode For Dolby ProLogicIIが展示されていた。SurCode自体はこれは6つのサウンドファイルを配置することでサラウンド処理されたサウンドファイルを生成するプログラムで,今回はドルビープロロジックIIに対応。アナログ出力のムービーデモ音声の作成などに使われる。価格も日本で9万円と非常に手ごろだ。
米国では一線級だけでなく,かなりのタイトルの5.1ch化が既に常識と化しているが,日本ではまだまだサラウンドの普及度はメーカー,ユーザーともに低い。
米国ではデベロッパーフォーラムが立ち上がったが,日本でも早急に立ち上げる予定とのこと。日本でも多くのタイトルがサラウンド対応になることに期待したい。
[SOFTBANK GAMES]
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