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音楽ユニット「SEGA ROCK」にインタビュー!
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2004年5月19日 |
6月9日の“ロックの日”,ウェーブマスターから発売される音楽CD「SEGA ROCK Vol.1」「Vol.2」。本日(5月19日),都内にて同CDに参加するアーティストへの囲みインタビューが行われたぞ。
「SEGA ROCK Vol.1」「Vol.2」は,セガを愛してやまないハードロッカーたちが演奏するセガの名曲群,「GO!GO!セガラリー」「セガサターン、シロ!」などを収録したコンピレーションアルバム。
視聴して最初に嬉しく感じたのは,原曲のメロディがそのまま活かされており,“別モノの楽曲にはなっていない”こと。しかもただの演奏し直しではなく,原曲のイメージをさらに膨らませてアレンジを加えた“もう一つのSEGA楽曲”といった感じで各楽曲の完成度も高い。1曲がROCKの曲のようにバッチリ完結している(フェードダウンで終わらない)点も注目しておきたい。
SEGA ROCKに参加しているのは,元聖飢魔IIのギタリスト・ルーク篁氏,浅香唯やZONEに楽曲提供もしているキーボード・イトウシンタロウ氏,RIDER CHIPSでも活躍中のベース・寺沢功一氏,元リンドバーグのドラムス・小柳“Cherry”昌法氏,そして小柳氏の隠し玉ボーカリスト・渡辺直樹氏の5人。いずれも第1線で活躍するアーティストたちだ。
もともと,昨年夏に行われたあるハードロックイベントで一緒に出演していたことから5人の縁はスタート。その後,小柳氏とセガの間で「セガの楽曲をハードロックで演奏したものを作ったら面白いんじゃ?」というアイデアが浮かび,今回のCDが実現したという。
皆さん,音楽のルーツが'70年代のロックに端を発しているということもあり,収録は実に快調に行われたとか。「口ずさみながら“こんな感じで”と言えば,すぐに音が出てきましたね。本当につまずいた,ということはありませんでした」(イトウシンタロウ氏)と,息もピッタリだ。
収録で特にこだわったのは,やはり“音”。「70年当時に使われていたドラムヘッドを掘り起こしました。当時のアタック感も出ているかな……」(小柳氏)とそれぞれにかなりの準備をして収録に臨んだという。そのデキは「こんなにカッコよくなるとは……」(小柳氏),「古い音なのにきれいに録れていてビックリした」(ルーク篁氏)とかなり満足のいく結果になったようだ。
ちなみにお勧めの曲は? と聴くと「一番すんなりと収録できた『GO!GO!セガラリー』!」(イトウシンタロウ氏),「『セガサターン、シロ!』ですね。最後のセリフに苦労したので(笑)」(渡辺氏)だとか。でも基本は「すべて!」とのことなので,聴くときはぜひ全曲を楽しもう。
価格は各2,310円。なお初回盤のみ,ボーナストラックとして全曲のオリジナルバージョンが収録されるぞ。ライブに関しては現在未定だが,「みなさんの希望があれば……」という声も挙がっていた。購入後,ウェーブマスターやセガに希望を出せば,実現の可能性もあるということなので,こちらも期待すべし!
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