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Xboxのビデオチャット機能は日本で先行スタート
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2004年6月16日 |
マイクロソフトは6月16日,Xboxでビデオチャットが楽しめる「Xbox Video Chat」を,2004年内に国内発売することを明らかにした。
マイクロソフトK.K.で行われた発表会において,Xbox事業本部の泉水敬氏は,「この製品は日本のメンバーが開発して,日本で先行販売する」と発表。
泉水氏は,日本先行の理由として,日本でのブロードバンド環境が整っていること,日本のユーザーが携帯電話の普及により常に他人とつながっていることを望んでいることなどを挙げた。また,Xboxの欧米展開に遅れを取らないためのケーススタディであることも仄めかしている。
さて,肝心の「Xbox Video Chat」だが,Xbox Liveを利用し,“1対1”から最大“1対4”までの画面上での会話が可能。会話を楽しくするさまざまなエフェクトや機能が用意されている(詳細は後述)。
「Xbox Video Chat」は,専用カメラ,Xbox Live12か月基本サービス利用料,Xbox ボイスコミュニケータ,Xbox Video Chat ディスク,Xbox Live スタータキットディスクで構成され,価格は6,800円 (税抜)。Xbox本体やTVモニタ,ブロードバンド接続環境などは別途必要となる。
発表会では実際のビデオチャットのデモも行われ,5人がブロードバンド環境を介して話をすると同時に,各種エフェクト機能などについての実演も見ることができた。
チャット前には,カメラの明るさのレベル,音声のレベルなどが調整が可能。相手に映る自分の映像にプリクラ風の装飾ができるほか,(相手に映る自分の顔を)モノクロ化したりミラー化できる10種類のビデオエフェクト ,ロボットの声や異性の声に変換できる7種類のボイスエフェクトも用意された。
さらに,“リラックス”“クール”などにカテゴライズされた約40曲のBGM音楽をソフトに収録。会話参加者全員で共有できる。さらに,「画期的」だという,“シェイク機能”は,会話参加者に全員のコントローラに振動を送ることができる。用途で会話が盛り上がりそう。震動のパターンも12種類ある。
ほかにも,自分の映った画面を最も大きくし,自分の映り栄えを確認することができる“Me モード”や,ホスト担当者が強制的にチャット相手を退出できるセキュリティを持つなど,充実した機能を持つ。
泉水氏は「日本のユーザーに,われわれが想像できないような利用方法を提案してほしい」とビデオチャットの楽しさを研究して欲しい意向だ。
また,「ゲームではないので,新たな販促ルートも用意した」とし,ISPのドリーム・トレイン・インターネット(DTI)の光ファイバーインターネット接続サービス“TEPCOひかりプラン”利用者を対象として,Xbox本体と「Xbox Video Chat」キットを低価格で利用できるプランで提供する。DTIの“TEPCOひかりプラン”の月額利用料金プラス200円〜300円程度での利用料を予定している。
[原 毅彦, SOFTBANK GAMES]
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