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11月発売のキティちゃんロボット,試作機公開
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2004年7月12日 |
ビジネスデザイン研究所とNECシステムテクノロジー,フタバ産業は本日(7月12日),11月1日に発売する予定のコミュニケーションロボット「ハローキティロボ(仮称)」の試作機を公開した。
今回公開された「ハローキティロボ(仮称)」は,NECおよびNECシステムテクノロジーが開発するロボット用ソフトウェアアプリケーション「RoboStudio」を使用して製作された初の商用コミュニケーションロボット。キティちゃんの生誕30周年を記念して発売が予定されている商品だ。キティちゃんの行動や会話の内容を決定付ける“シナリオソフト”部分がキティちゃん仕様になっている。
さて,肝心の会話の内容だが,
「お名前は?」 「私,キティちゃん」
「キティちゃんの好きな食べ物は?」 「ママが作ったアップルパイが大好き!」
と,デモで公開された会話風景はまだまだ,といった感触。ただし商品化バージョンでは「○○ちゃん,今日は何して遊ぶ?」「もうお昼だよ,ランチは食べた?」などの呼びかけ・問いかけもしてくれるようになるという。
“シナリオソフト”は,「ダイエット」「旅行」「お買い物」「占い」など,そのほとんどがキティちゃんを子どものころに遊んだ30代女性をターゲットにした内容となるため,状況の応じてキティちゃんがアドバイスをしてくれる,なんてこともできるという。またデフォルトの“シナリオソフト”以外にも,ユーザーの嗜好に応じたソフトを追加することも可能だ。
外観は,女性・子どもを意識し,「金物っぽくない,触って感じがいいように」(同社広報)仕上げてある。
キティちゃんの目に搭載されているのはCCDカメラで,相手との距離や相手の識別を行う。また胸からは超音波センサが出ており,人が近付くと反応する仕組みだ。また“ひげ”は青や赤に変化し,喜怒哀楽の感情を表現する。トレードマークのリボンは,音声認識時にピンクに光る機能を持っている。
大きさは身長520ミリ(リボン含む)×奥行き332ミリ(しっぽ含む)×幅390ミリ。体重は6キロと全体的に大きめ。移動のためのキャスターなどは現在予定されていない。
そして気になるお値段は40万円台を計画中。家庭で購入するには少し高めだが「キティちゃんロボットはオモチャではなく,家族の一員としてお届けするロボットだと思っており,決して高い価格ではない」(ビジネスデザイン研究所社長 木村憲次氏)。
目標生産台数は年内に2000台。なお販売ルートは日本限定で,Web上での受注のほか,一部百貨店などでも取り扱われる予定だ。
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