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「WCCF」第3回全国大会決勝,次回作発表も!
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2004年10月10日 |
セガ/ヒットメーカーは本日10月10日,セガ本社にて,業務用ゲーム「World Club Champion Football SERIE A 2002−2003 Ver.2.0(WCCF)」の全国大会「WCCF CUP WINNER'S CUP THE 3rd」を開催した。
「World Club Champion Football」は,プレイフィールド上に実在の選手がプリントされたトレーディングカードを配置し,そのカード配置をフォーメーションに見立てて遊ぶアーケードサッカーゲーム。
6月に登場した新バージョンは,新しい選手カードが大量に追加されているのがポイント。既に現役を引退した往年の名プレイヤーたちも“SERIE A ALL Time Legends”として登場する。時代を超えたドリームチームの結成も可能だ。
今回実施された「WCCF CUP WINNER'S CUP THE 3rd」は,全国エリア別の予選・決勝大会を勝ち抜いた23名と,前回大会優勝者の「ベガルタシンキチU5」を加えた24名で行われ,日本一の名監督の座を争った。
ゲストには開発チームから土屋プロデューサー,前山ディレクターのほか,サッカー誌・ゲーム誌の編集者も出席,ゲームやチームの解説を行った。
会場は観衆がぎっしりと詰まり,各地域のファンがそれぞれの贔屓チームを応援したり,プレイによっては歓声やブーイング(!)も起こるなど,大きな盛り上がりを見せた。
決勝リーグを勝ち上がった8チームで決勝トーナメントが行われ,組み合わせはチーム紹介と共にくじ引きで決定した。
組み合わせは東海2位「スカルボルジュア」対関西ベスト4の「サーフRee・京都WG」,関西1位「ゴラッソF(W.G)」対東海ベスト4「ボンジョルノミスタタイガ」,関西2位「リアル@サーチ」対東北2位「アヴァンツァーレ」,関東2位の「エスパー・イル・マーゴ」対東海1位の「ガッ津ーゾSC」となった。
前回優勝の「ベガルタシンキチU5」は惜しくもリーグ戦で涙を飲んだ。
決勝はミッドフィールダーを左サイドに寄せた戦術で勝ち上がった「ボンジョルノミスタタイガ」とトーナメントを無失点で勝ち上がった堅い守りの「リアル@サーチ」の対戦となった。
前半,ボールを支配する「リアル@サーチ」の“ラヴァネッリ”が先制ゴールを上げ,後半に折り返す。「リアル@サーチ」は“カンナバーロ”“ユリアーノ”らにより統率の取れた4バックが攻撃をことごとく跳ね返し,オフサイドトラップも効果的に利用していく。
「ボンジョルノミスタタイガ」が攻めあぐねる後半10分,ゴール前に抜け出したミッドフィールダー「アッピア」が追加点,更に20分過ぎに「トゥドゥール」が止めの3点目を上げ,試合を決定付ける。優勝は関西勢初となる「リアル@サーチ」!決勝も零封と,完璧な守備陣が勝因となった。
「リアル@サーチ」の優勝インタビューでは,「決勝は1点目が不本意でブーイングを浴びたので追加点を取れてよかった。優勝は狙ってはいたけれどまさか取れるとは思いませんでした。関西からの応援団に感謝しています。いつものエリア戦であれば負けたほうが盛り上がるんですけど今日はいいでしょう。」と,コメントがあった。
優勝・準優勝者にはトロフィーが贈られ,優勝者にはさらに“2002-2004のフルコンプリートカードバインダー付き”“デル・ピエーロの足型にサインされた盾”と,豪華賞品が贈られていた。
大会総括として土屋プロデューサーからは,「ここまで盛り上がってくれてよかったです。ローカルコミュニティができればと思って開発したのでうれしいです。3回目のフルモデルチェンジを目指して開発を進めていますので,楽しみにしてください。」と,思わぬうれしい発言も! トレーディングカード,コミュニティ,大会と広がりを見せる本作が,今後どう進化していくのか,非常に楽しみだ。
また,大会終了後はカードトレード会も行われ,満員の観客たちも参加,大盛況となっていた。
[H_B, SOFTBANK GAMES]
(C)Hitmaker / SEGA, 2002, 2004
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