前回に引き続き,リプオ青年の牧場生活を追っていこう。
仕事への不安や,恋愛の悩みなど,そろそろ人生について真剣に考えなければならない年齢の方には身につまされるネタがいっぱいだ!
父さん,僕は今,父さんの親友のタカクラさんと一緒に「わすれ谷」にいます。父さんの夢だった牧場経営。
僕はまだ酪農のことを何も知らないけど,いつかこの土地を立派な牧場にするつもりです。見守っててください,父さん。
■おおまきば牧場の夏
春のあいだじゅう,僕はミルクしぼりに明け暮れる毎日を送り,それなりの売り上げをあげていた。でも,夏に入ってからミルクは量,質ともに下降線。
昔の夢よもう一度と,僕は必死に牛の世話をするが,そんな僕にタカクラさんが一言,「夏になるとそうなるんだ」。そ,そうなんですか……。
──と,いうことは,夏はミルクに変わる収入源を確保しないとダメということか。そんなことを考えながら畑の様子を見に行くと,春のなかばに植えたトマトが立派な実をつけていた!
■作物は少しづつ育っていく。水をやりがてら,成長の様子を毎日見てみよう。
しかし──。夏はもう半分近く過ぎてしまっている。これから作物を植えても収穫が間に合わないかもしれない。そこで僕は,副収入をゲットしようと「わすれ谷」中を奔走する!
もちろん,牧場の日々の仕事は当然として,麗しのルミナさんのところに日参することも欠かさない。なんとも忙しい毎日だった……。
そんな僕の力になってくれたのが,牧場の新しい仲間「まつかぜ」。涼しげな眼をした,誇り高いヤツだ。
野山で摘んだ花を露店で売ったり,山菜や魚をバァンに売ったり,せっせとお金を増やしていく。
そして僕は夏の終わりに……念願だった二頭目の乳牛を手に入れた! 今から来年の春が待ち遠しい。
■タカクラさんが勝手(!)に注文して購入してきてくれた愛馬が登場。例によってプレイヤーが名前をつける。馬に乗ると移動スピードが格段にアップする。L2ボタンで口笛を吹けば,どこにでも来てくれるのも嬉しい。
■ルミナとのイベントもなかなか進展しない。花だけではなく,牧場でとれた卵もプレゼントに追加してみたが……なんだか20世紀の末期に流行った貢くん状態の上,効果もあまりなさそうだ。
■街のメインストリートにある(ティさんの宿の隣)空き地では,リュックの中身を売ることができる。品物を安く売れば,住人たちと親しくなれるのでオススメ。なお,親しくなればイベントも発生するので,興味のあるキャラにはプレゼントを積極的に渡してみよう。
■これはダリルのイベント。夜中,森に向かう彼をつけていくと……謎の生物と遭遇!
■初めて採れたトマトは出荷せず,釣りで手に入れた魚と,採取したハーブと合わせて「マリネ」にしてみた。マリネが好物だというガリ爺さんにもおすそ分け。
■どうせなら,と一番高い牛をGET。ミルクの収入が楽しみである。
■タカクラのつぶやき
リプオのヤツ,牛を買ってずいぶん喜んでるみたいだな。でもな,牛は「たねつけ」をして,子牛を生んでからじゃないとミルクを出さないんだ。
それに,買ったばかりの牛はまだ「たねつけ」できるほど育っちゃいない。ミルクをしぼるまでが大変なんだ。気をつけろ! 次のページへ
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