前述の通り,「スマッシュコート プロトーナメント2」の打球にはインパクトのタイミングによって打球の勢いが変化するシステムを採用している。しかし,従来のテニスゲームに比べ,タイミングはそれほどシビアではない。
■ボールを正面で捉えれば,多少タイミングを外してもコートに打ち返せる親切設計。
……というのも,よほどタイミングを外さない限りはネットにひっかかったり,ボールがアウトすることもほとんどなく,きちんとコート内に打ち返してくれる。
操作に慣れるまでは○ボタンだけでも十分ラリーの醍醐味が味わえる,ユーザーフレンドリーな操作性になっているのだ。
とは言え,テニスでは球種の打ち分けも重要な要素。○ボタンでトップスピン,×でスライスショット,□でフラットショット,△でロブと細かく球種を打ち分けることができる(これはレッスンモードでも確認できる)。
また同じ○ボタンでもエンドライン上ではストローク,ネット際ではボレー,ボールが高く浮き上がるとスマッシュとスイングの種類が自動的に変化する。
直感的に遊べる点も嬉しい限りだ。
■ロブが上がった場合は落下点に黄色いマーカーが表示。 その場所に移動するだけで自動的にスマッシュに体勢に移行するぞ。
16名の実名選手たちは,容姿はもちろんプレイスタイルまでもがばっちり再現されている。強打が得意な選手もいれば,フットワークが武器の選手もいたりと,個性は十人十色だ。
効果的に得点を挙げるためには,それぞれの個性を活かした戦術を取ることが大前提となる。
■サーブ時に見える頭上のゲージがスタミナ。これがなければハードヒッターも形無し……。
しかし,もう1つ勝利に欠かせない大事な要素がある。それはプレイの最中に徐々に減っていく「スタミナ」。
どんなに強打力のあるハードヒッターでも,どんなにフットワークの軽いオールラウンダーでもスタミナ切れを起こしてしまえば本来の能力を発揮できなくなってしまう。
スタミナの量は選手によって異なり,セットが終了しても完全に回復することはない。40-0で勝てる場面であえてポイントを落とし,試合を長引かせて相手のスタミナを奪う……といった戦略も取れるのだ。
試合全体の流れを踏まえた奥の深い戦略性は「スマッシュコート プロトーナメント2」ならではと言えるかもしれない。 次のページへ
■結局,スタミナ不足(練習不足?)でUはマラト・サフィンに敗退してしまった。選手が悔しがる場面を見ると,自分も本当に悔しくなってしまう。もう一度挑戦して今度は優勝を目指すゾ!
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