任天堂・岩田社長がGDCで次世代ゲーム機の概要を発表:ゲームデベロッパーズカンファレンス2005
3月7日から米国サンフランシスコで行われているGame Developers Conference。その基調講演で、任天堂の岩田聡社長が次世代ゲーム機「Revolution」の概要を明かした。
無線LAN(WiFi)を搭載するだけでなく、下位互換機能を搭載する模様。
3月10日(米国時間)、サンフランシスコで開催されているGame Developers Conferenceで任天堂・岩田聡社長によるキーノートスピーチ(基調講演)が行われ、その中で任天堂の次世代据え置きゲーム機「Revolution」の概要が明らかになった。
Revolutionは、IBMのCPU「Broadway」とATIのグラフィックチップ「Hollywood」を搭載している。これは、エンターテインメントの本場である「ブロードウェイ」と「ハリウッド」の地名から名前が取られたことは言うまでもなく、ここから新世代のエンターテインメントが輩出されるように、という意味が込められれている。
EvolutionにはWiFi無線LAN機能を搭載するほかに、下位互換機能を搭載することが発表された(「どの機種」の互換かは明かされなかったが、ゲームキューブと推測される)。それ以外の性能に関しては今回の発表では明かされなかった。
また、ニンテンドーDSでは「Animal Crossing DS(どうぶつの森DS)」に無線LANによるインターネット接続機能が搭載され、世界中のプレイヤーと交流を持つことが可能となると発表。近く、DSユーザー向けに無料の無線LAN接続サービスを提供する予定であることも明らかにした。サービスは年内に開始予定で、家庭や公衆無線LANホットスポットがニンテンドーDSで利用できるようになる。
ニンテンドーDSは、発売から4カ月で日本と米国合わせての出荷が400万台を突破している。欧州での発売も控え、3月末までには600万台に達すると見込まれている。
任天堂は5月に開かれるElectronics Entertainment Expoで、RevolutionとニンテンドーDSの無線LANサービスについてさらに詳しい情報を公開する予定。
関連記事
- Xbox次世代機はHD(ハイビジョン)時代のゲーム機 J・アラード氏がビジョンを語る
- MS、次世代Xboxに関する情報公表
- Microsoft幹部:「Xbox 2の計算能力は1テラフロップ超に」
- 「XNA Studio」でチームを統合し、ゲーム制作のスピードアップを図る――マイクロソフト
- Game Developers Conferenceの見どころを紹介
- ソニー:「PlayStation 3ではゲーム開発者の作業負荷を軽減する」
- Game Developers Choice Awards決定「塊魂」は2部門で受賞
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.